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魔法少女☆旅行(9)

 結局二人で地元で採れた野菜を含む牛肉大皿五つを頼み、締めの出汁が利いたうどんを食べた。

 今は流石に満腹なお腹を宥めるため、食後の巨峰酒をのんびり味わってるとこである。

 舞香は健啖家なのか、甘いものは別腹とばかりに牧場で作られたばかりのアイスの味を満喫してる。


「どうだった、舞香。

 お腹いっぱいになったか?」

「はい! 正直食べ過ぎちゃったかな~って思うくらい、食べちゃいました」

「それは良かった。

 ここの御飯は何処も美味しいから楽しみにしとけよ」

「はい。でも体重が心配です……」

「それは昼間に動いてカロリー消費だな。

 それともアルコール飲んでみるか?

 軽いアルコールは脂肪を燃焼する働きがあるらしいぞ」

「本当ですか?」

「試してみるか? ほれ」


 手元のグラスを舞香に勧めてみる。


「巨峰味だし舐めるくらいなら大丈夫だろ」

「じゃあ……失礼して」


 恐る恐るといった感じで可愛い舌先で舐める。


「あ、美味しいかも……」

「だろ? まあ大人になったらもっと分かるよ。

 さ、グラスを返してくれ。

 舞香にはお酒はまだ早過ぎる」

「む。わたし、大人ですから」


 急に不機嫌になると、グラスを呷る舞香。


「お、おい! 何をしてるんだ!」

「大丈夫ですって……

 こんなことで酔っぱらったりは……あれ?」


 急に上気した顔でクタクタになる。


「だから言ったのに……

 飲み慣れてないのにそんなに一気に飲むからだ」

「らいじょ~ぶれすよ、ひょうすけさん。

 ちゃあ~んとあるけまふ」

「もうヨレヨレだろ(はあ)。

 しょうがない、おぶっていくか」

 

 タコにみたいにテーブル上でクネクネしながらも、どことなくご満悦な舞香の笑顔を見ながら俺は嘆息するのだった。


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