表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢憑依Ⅲ(私は獣人)  作者: 夢未太士
第2部 惑星ビュリア
17/46

ノキナ獣王国

ノキナ獣王国


この国は日本からの転移者が多く、ほとんどが戦国時代からの異邦人で産業は農業が一般的。村は現在穀類の収穫時期で今年は豊作だと言う。

この星自体が温暖な気候のせいもあるが凶作になる事はここ50年無いと言う話だ。

他に盛んなのは紙作りと繊維だろうか、繊維は基本的に綿と絹だ、綿は地球の品種よりかなり大きく取れる綿の量も多いという。

そして蚕は、たまたま同じような蛾が生息していたので、養蚕が可能となり特産品にもなっている。

それともう一つの繊維は麻だ、但し地球で使われているような物ではなく繊維として利用するのが一般的だ。

それから漁業も結構盛んで中央都市には寿司屋がいくつかあったが、運賃と保存のための魔法が高くつくようで庶民には高根の花のようだ。

国王になってからは数回食べに行ったりしたが1回1人前最低1000ダル銀貨20枚金貨なら1枚なので余裕が無ければ寿司は食べられない。

この国のこれから必要なのはやはり運輸送と保管だろうか、町の中は道路も少し整備されているが。

それ以外はほぼあぜ道に近く魔法で荷車を使おうにもスピードはそんなに出せない。

今後改革していくように部下に説明し費用や工事の期間などをこの国の老中らと話し合った。

城にはお目付け役としてジェームスとドナルドを呼んでそれぞれに役職を持たせることにした。

彼らには輸送のノウハウや運送方法の改善を任せると水を得た魚のように次々と案を出して政りごとを進めて行った。

彼らには冒険者になってもらうつもりでいたのだが、いきなり上級職を任せたことに最初は文句を言っていたが、さすがに2人共に管理職の経験者で道路整備どころか治水事業まで進めていく事になった。


その間に2人共に複数の魔法を覚え、気功術も5級を超えると現場にも足蹴く出向き着々と国は発展して行った。

マッキーやカニニは大国市国府の犯罪を減らすため奉行所に配属してもらい現在マッキーは大岡越前の様な仕事をカニニには調査などの隠密同心を手掛けてもらっている。

カニニはいつの間にか仕事先での同行が多くなったドナルドと逢引きしているところを見つかって、ついに祝言を上げることになった。

ジェームスも伊の国屋のお菊と逢引していると言う情報を得ているが、そちらは貞吉がなかなか首を縦に振らないらしくプラトニックを続けている。

今のところは温かい目で彼らの様子を見ている、私としては恋愛は自由なので頑張れと言ってはあるが。

実はジェームスはアメリカに妻と息子が居ると言っていたので無理に進めることはしていない。

そうこうしているうちにこの国の政は順調に進んで行った。

ノキナがこの国に来てからいつの間にか7年が経ちノキナの年齢も20歳に、外見は黒髪の美しい女性となり身長も170センチ迄伸びた。

女性としての美しさはさらに磨かれて胸は膨らみバストは85ウエストは57ヒップは84という町を歩けば誰もが振り返る日本美人になっていた。

(中身は未だ60歳オヤジのまま)

国王としての仕事も板についてきて順調にこなせるようになると、ノキナはある作戦を決行した。

正義の味方作戦である、姫王様ノキナは城では国王となり内政を行い外では変身魔法を解き、獣人として町を見回り悪人を見つけると正義のヒロインとなって悪い輩を懲らしめた。

西に困っている村が有れば行って話を聞いて解決してやり、東に困っている人がいれば助毛に走る、まさに神出鬼没の姫将軍だった。

ノキナはその間結婚はしなかった、何故かそれは中身がおじさんだからとも言えず日々は過ぎていく。

そして考える・・・

(今回の夢は長すぎる、もう7年になるぞ)

もうそろそろ夢から帰りたいと思っていた、そうしないとなんだかまずい気がしてならない。この体はもう成熟し異性が欲しくてたまらないぐらいになってきて、自分でも知らないうちに若いオスを目で追うような始末、これではいつ間違いを起こしてもおかしくない。

この子の将来を考えると曾曾じいちゃんとしてはエッチなことはできない、気が付いたら妊娠していましたなんて事になったらまずい。

だから夜な夜な城を抜け出しては悪人退治をしてストレスを発散しているのだが、もしかしたら夢から覚めるのに必要な何かを見落としているのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ