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夢憑依Ⅲ(私は獣人)  作者: 夢未太士
第2部 惑星ビュリア
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将軍弁慶

将軍弁慶


武蔵の国国府大国市は志賀町から500k北東へ行ったところにあるらしい、全くこの国はだだっ広い前回の夢旅で使ったエアバイクが有れば良いのにと思った。

ノキナは体に気功を纏わせると足に俊足の魔法をかけた。何キロ出るかわからないがこれでいけるだろう、そう考えると1歩を踏み出した。


(ドン!)


爆発音がした、走ると言うより跳んだよ1歩で5k進んだが逆に降りるのに時間が掛かるので、結局走るのは諦めて最近覚えた魔法を合成して空を飛ぶべく飛翔の魔法を作った。

(飛行魔法の強化版)

便利だね魔法があると、なんと飛翔の魔法を使うと地上50mを時速500kで飛ぶことができた、少し不安定だったが、まあ使っているうちにコツはつかめるだろう。

目的の大国市にある城には1時間と少しで着いた。

城に着くと大きな声で「たのもー」とノキナは叫ぶ、すると数人の侍が何事かとわらわらノキナの前に出てきた。


「われは日ノ本の国より来たり、将軍 多賀ノ喜納である控えおろー」


まあそれで屈強に見える侍達が控えるわけは無く、彼らはノキナに対してお約束の対応をする。


「何やつ、取り押さえろ」


そこからは時代劇よろしく敵の刀を全て叩き折り最後の一人までやっつけると又大声で叫ぶ、その姿はまるで道場やぶり。

追加で出てきた侍はことごとくノキナによって伸されていく、刀や槍などを持っていてもまるでノキナの気功防御の前では歯が立たなかった。


「この城の兵はこれで全部か?弱いのう 弱すぎるわ」


そのまま城の中に入っていくとおめあての人物が門の前にいた。

さすがに外の騒ぎを聞きつけ表へ出てきたらしい。


「何者だおぬし」

「我が名は多賀ノ喜納、将軍である頭が高い控えおろう」

「将軍はわしじゃ」

「ならば決闘で勝負じゃ、勝った方が将軍を名乗るとな」

「おう 望む所よ女子とて容赦はせぬぞ」


ノキナは気功術を纏い弁慶の懐へ入ると拳を鎧の上から突き上げる、弁慶はもろに腹に食らったがさすがに鍛え上げた体だ、少し手加減をしているとはいえノキナの攻撃を耐えきり。


「フン!」


手に持った薙刀をノキナ目掛けて振るう、ノキナは俊足を使い右にかわし回り込み。隙を見つけ再度懐に入り込むと今度は超ローキックで向う脛を叩く。

弁慶はたまらず足をかばい薙刀の柄を使い向う脛をかばう。

だがその間を利用して今度は弁慶の後ろへと回った。

背後から飛び付き首に腕を回し絞めると、苦しみながらも弁慶はノキナの足を掴みノキナの体をはがそうと力ずくで振りかぶる。


「ワッ!」


たまらず弁慶の首を離したノキナは空中で1回転し地面に着地、すぐに地面を踏み込み土煙を上げて弁慶に正面から突撃そのまま掌底を放つ。


「ハッ!」

ギャイン!


弁慶は薙刀の持ち手を縦にし、掌底を防ぐとそのまま押し込もうとタックルしていく、突き放されたノキナに追い打ちをかけるよう弁慶はさらに突進する。

このままでは押し込まれると思いノキナは空中に逃げる、無防備な弁慶の頭上からかかと落としを浴びせようとするが、弁慶はとっさに肘でかかと落としを受ける。

かかと落としをさばかれたノキナは、弁慶の後方へと着地し態勢を整える。

ノキナの攻撃を防いだ弁慶は一度深呼吸すると「参る」と一言、言葉を発し薙刀を真正面に構えノキナにものすごい勢いで突進してきた。

そのまま受ければ大打撃を受けるだろう、気功防御で強化していてもそれぐらいの威力がありそうだったが。

ノキナはそれをあえて正面から受けるべく右手を出し構えると突進してきた薙刀の刃先を5cほど弾き薙刀の持ち手に腕を絡め流れるように掴み取り右足を深く震脚、地面を強く踏み込んだ。


「ハアッ!」

ドンッ!


弁慶の突進する力をノキナは震脚で受けると共に上方へ逃したのだ。

次の瞬間大きな弁慶の体が薙刀を中心に空へと持ちあげられた、ノキナは掴んだ薙刀を下に引くと弁慶は頭から地に落ちた。


「ウオッ!」

ドズン!


地面に叩きつけられた弁慶はあおむけに倒れ、自分が信じられないと言う顔をした後、ゆっくり上半身を起こし、朦朧とする頭を2・3度振ると胡坐をかいて深呼吸をした。

弁慶はなかなか強かったがやはりノキナの敵では無かった。

戦いは終わったがさすがに弁慶も将軍である、戦いのさなかノキナが手を抜いているのを薄々感づいていた。


「まいった おぬし強いのう、まだ本気は出しておらんのじゃろう」

「まあな」

「おなごでここまで強いとは、世の中は広いのう」

「当たり前じゃ わらわはこの国の王となるために神から使わされたのじゃからな」


半分は嘘だが半分は本当だ使わされたと言うのは結果論でしかないが、多分何らかの魔法によってこの地に転送されたのは確かだ。

たった1日で政権交代しかも無血での勝利、弁慶は手下の侍達に説明しノキナの傘下に下ると言うとその瞬間姫将軍ノキナが誕生した。

そしてすぐにノキナはまずこの国の名前を変更した。


「この国の名を改名する、我が国の名はノキナ獣王国じゃ」


この瞬間過去の記憶の通りノキナ獣王国が誕生した、そしてノキナはこの国初の国王の位に就いた。

それから後はこの国を治めるために皆の力を借りどんどん政事を進めていった。


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