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数学教師の霍乱(かくらん)

おれは数学教師。いつも数学で頭がいっぱいさ・・・ってかっこつけすぎ!本当は煩悩でいっパイ・・・なのさ?学校行事の途中でトラブル発生・・・?なんだけど、おれがトラブルのネタってなんだよそれ?しらなかったよ・・・いや、同僚の皆様、生徒たち・・・世話をかけてすまなかった!!登場人物・出来事・場所などはすべて架空です。いつもお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)

次は~、○○~、○○~


ガクッと姿勢が崩れる


それで

自分が

夢を見ていたことに気づく


旅行の引率


特急の種類の中では

もっとも停車駅の多い


早いんだか

遅いんだか


よくわからない


そういう列車の車中だ


特急の種類の中の

最も早い極超特急なら


そろそろ

地元の拠点駅△△につきそうなころなのに


鈍行どんこう

各駅停車な

特急に乗ったばっかりに


まだまだ道なかば


おれは

冷や汗をかいていた



痛い・・・

言ったほうがいいのかな


痛いのだ


さっき

トイレに行ったよね


でも

なんも でなかったんだよね


でも

痛いんだよね


しかし


あと

小一時間か

一時間半か


辛抱すれば

△△だ


そこまでいけば


カミさんも呼べるし

なんとでも・・・



・・・・・


何の夢を見てたって?


そりゃあもう

数学の夢よ


数学しかないのよ


緑色の黒板の前に立ち


しろいチョークで度数分布


標準偏差の

σ(シグマ)の


なんたらかんたら


ルートがどうの


いろんな形の度数分布があるよ



山が二つの

まんなかがへこんでいるのもあるよ


そこで


生徒たちが

ゲラゲラ笑う


「山がふたあつ・・・二つある」


のところで


ゲスっぽく

エッチっぽくならないように


一生懸命

黒板に向かって

己の表情を

生徒たちに

見られないように


気を付けたばっかりに


よけいに


にやけて


くくくと

笑いが漏れてしまった・・・


うう


笑うと痛い


腹に響く・・・?


呼吸が浅くなる・・・?


・・・・・




「先生、おりますよ」


保健室の養護教諭と

体格のいい物理教師が

おれの私物を確認して


抱えるようにして


プラットフォームに降りた・・・らしい


おれは


おれの生徒たちのことも

明日の授業のことも


ああちゃんとしなきゃ

伝言しなきゃと


口をパクパクさせながら


ピーポーピーポー



わかってるんだか

わかんないんだか


・・・・・


次に目覚めたら


○○市の総合病院だった


急性なんとか炎とかで


緊急手術だったのだそうだ


はあ・・・


カミさんが

のぞきこんできて


「大丈夫・・・?」


・・・・・


丈夫がとりえの

数学教師


高三担任


内申書


うおお・・・っ


内申書

書かねばっ


いや


中間テストの採点っ!!


もう

終わって


生徒に配って


それで



あ、

修学旅行

だったんだ




大丈夫ですよ


ちゃんとうまいこと手術できたそうですから


傷がふさがれば


△△市の病院に転院できますって


クラスは副担任の先生が見てくださっていますし

生徒さんたちは

あのあと無事に全員帰宅されたそうですよ


あなた


おつかれさまでしたね


・・・・・


おれは


円周率のπ(パイ)を使って


ただの円の面積だか


それとも

球の体積だか


カミさんのムネをみて


計算しそうになった

(あ、ごはんつぶ!)


おれは


カミさんのムネについたごはんつぶを

大発見


ラッキーとばかりに

手を伸ばすと


カミさんに

ペシッとはらわれた


「もー!!

さっそく

煩悩全開とは

お元気になられましたね!?


安心しましたよ!」


「いや、ごはんつぶが・・・」


ほれ、


今度こそ

遠慮なく

カミさんのムネについた

ごはんつぶを


めり込むようにして


摘まみ上げた


「ばかね・・・」


がらにもなく

カミさんが


何かに詰まった

声になる


「いや、ありがとう。

わざわざ○○市まで迎えに来てくれて。」


△△市までは

まだまだ

200㎞は離れた○○市だが



家に戻れた気がしたよ




ほのぼのなんだけどちょっと円周率気になりすぎの趣味と実益を兼ねた数学の先生の独り言です。登場人物・場所・出来事などはすべて架空です。いつもお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)ではまた!

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