『意識の最後の、送り模様』・・・『詩の群れ』から
『意識の最後の、送り模様』・・・『詩の群れ』から
㈠
意識の最後において、俺は意識を尽くすだろうよ、だろうだ。
そうか、しかし、安定のがつがつの反対なんだろ、え?
それが、俺の場合は、しとしと、ってとこなんだよ、意識の滴りさ、雨水のようなね。
成程な、意識にも、それぞれ有りってとこなんだな、だろうだ。
㈡
意識を分散させれば、その意識の、送り模様が分かるってもんだよ、だろうだ。
だろう、アポステリオリなものが、人生の宝だからね。
だな、我々は、もっと、我々を振り返る必要があるんじゃないか、だろうだ。
だろうだ、意識の先行まで、意識は、明快だよ、だろうだ。
㈢
つまり、意識の最後の、送り模様ってことで、順番に、冥途へ、だろうだ。
だろうだろうだ、海峡を越えて、海という海へ、だろうだ。