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秋の桜子詩集

卒業の時、いざ去らば我が友よ

作者: 秋の桜子

出会った時より想う


桜舞う入学式で 出会いし君よ


共に 学業に勤しんだ君よ


つまずきも 泣き言も 笑むことも


学舎で共に過ごした 三年間


心に秘めし この想い


旅立つ今 いざ伝えん



空を見上げる


君を想い 陽に手をかざす


そこには 春が来ている


霞みかかる 薄紅叩いた


春の空 我は願う



春の煌めく 陽にのせて


春の柔に 吹き行く 風にのせ


春の芽生える 木の芽にのせ


春の覚めし 大地の息吹にのせ


君の 幸多い未来を


君の 大きなる希望を


君の 壮大な夢が


叶う事を 心から願う



筆で さらと筋を描いた


ほどける 雲の白


流れ行く 風がそれ動かす


風に乗れ 愛しき君よ


立ち止まるな


目を閉じるな


うつむくな


振り返るな



道は 前にはない


道は 後ろにしか出来ない


道とは 切り開くもの


道とは 後から続く者が


歩むもの


先行く君には


ふさわしくない



別れし今


離れし今


強く 激しく


気が付きし この胸のうち




目を細め 天を仰ぐ


煌めく きらきらと


太陽の光の結晶が


青の中で 透明に


水晶の様にきらめく


さらなる(そら)へと


思いを馳せる


宇宙空間 未知なる世界


その 闇の中


黒の中で 鮮やかに


赤い燃え立つフレア


アポロン 青春の象徴


命を育み 万物の源



それをまとえ


それを糧にしろ


光の中で 孤独でも立て


迷い 歩き続けている


後から続く者達の


指標となれ


気高き君よ


愛しき君よ



熱く想う この心


手を取り 握手をかわす


旅立ちの 今日


笑顔でかわす


卒業の時


いざ、去らば 我が友よ


君の未来に


幸多かれと願う


















































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― 新着の感想 ―
[良い点] 力強くて、身の引き締まるような別れの詩でした。 >筆で さらと筋を描いた ほどける 雲の白 流れ行く 風がそれ動かす 風に乗れ 愛しき君よ この一節が、とても好きです。
[一言] 卒業ですね……。 素敵な詞、ありがとうございます。 おかげで歌練しすぎて脳内で音楽が流れ続ける事が、鬱陶しく感じなくなりました。
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