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俺の嫁はスライムです。  作者: タータ/タンタル
神に挑む者達 前編
33/37

邪神

「おい、一体何分待たせたのかなぁ〜?わかっていますよね〜、30分以上だよねー」

「「「「「ヒィ」」」」」

「ほら、怒らないでラナくん、大事な話をするんだ」

「分かりました邪神様」

「「「「「へッ」」」」」

「ん?ああ、僕が邪神だよ」

「いや、あの」

「どこかで封印されたんじゃ…」

「なんでここがわかったし…」

「まあ、シュンくん、【邪】の力は物事を理解して利用する力だろう、だからわかったのさ、そして彼女が封印を解いたのさ」

「ではシュンさん…私の顔に覚えがありますか」

「白髪で、20代で、しっかりしている、委員長みたいな性格…知らん」

「清水 雷奈という名前に覚えは?」

「えーと」

「いたっけ?」

「覚えてないなぁ」

「あんた、自分の家族のことしか考えていないのね、殺された」

「あっ、あの、シュンと共に突如クラスから消えた、隠キャの長髪の子だ」

「滅べ…亡け…逝け…召されろ」

「ッ、コイツものすごいオーラを出しているぞ、」

「なぜだッ…キャラが違うッ」

「テメエの血は何色だぁッーー」

「ぎゃあァァァァァァ」

「危ないッ」

なんと邪神が飛び出した

「ほら、ラナくんの好きな触手だぞー」

「わーい、触手だー、ぷにぷにするー」

近くで男女五人が戦慄した

「触手フェチ…ですか」

「猫に猫じゃらし並だ」

「濃いキャラっすね」

「私とマリさんみたいですね」

「プルプル〜、ひんやり〜、なんだぞ」

(邪神…恐ろしい子)

と誰もが思った



「さて、気をとりなおして、私は清水 雷奈です」

「はいどうも、清水さん」

「切り替えが早い」

「邪神だよ」

「知ってる」

「もう聞いた」

「ええと、二つ名があるので、そちらも説明を、【聖女ラナ】【魔神の使徒ラナ】これが二つ名です」

「せ、聖女ラナだってッ」

「なんだ?それは凄いのか」

「知らないのか?あ、そうか、お前あんまエドにいなかったもんな」

「そういえばそうだった」

「聖女ラナのことなら風の噂で知っているんだぞ。あれだ、色々やらかした先代の聖女だ」

「先代…あ、アリスの先代か!あの何も装備をしてないで騎士団の団長に打ち勝ったという」

「そう、そいつだよ、昼飯を食べている時にゴブリンの群れが500m先を歩いていたから『飯の最中に気持ち悪いもん、見せんなぁーー』って言って、群れを一瞬で全滅させたという」

「ああ、それなら聞いたことあるんだぞ、他にも、この国の国王から聖女になって欲しいと言われたけど『教国紛いの国の聖女なんていやです、もし、どうしても聖女にしたいのなら、宗教になんら関わりのない役職にしてください、私、宗教とか神とか信じないタイプなので、まあ私の生い立ちを知っているなら解ると思いますが』とか言ったそうなんだぞ、国のトップにだぞ」

「ひ、他人の黒歴史を抉らないでください」

「やんちゃしてたね〜」

「それなら、うちの国にも『白髪の女の子が異世界からやってきて、魔族に永劫の平和を授けた』っていう話が伝承でありますよ」

「そういえば【魔神の使徒】とか言ってたな」

「お父さんと知り合いですか?」

「こっちの世界ではまだ会ってないですね、まあその様子だと、私のことは覚えていた見たいですね」

「おお、ラファエルさんと知り合いだったのか、ラファエルさんのことはすまなかった」

「おいらも、すまなかったんだぞ」

「大丈夫ですよ、彼はあの力を使ったんですから、それに消滅したわけじゃないですからね」

「あれ?そういえばマルセロナちゃん、感情的になったね〜」

「不思議と、こうなったんすっす」

「はは、物事って変わるもんなんだよな〜」

「邪神様、話を元に戻しても?」

「ああ、よろしく」

「【魔神の使徒】ですが、魔神から【魔】の力を譲渡してもらったからです。だから本当は、本気を出さなかった、相手を傷つけたくなかった、のではなく、魔の力を使えなかったのです。まあ、相手を傷つけたくなかったのは本心でしょう」

「お父さん……」

「ということは、実質的に清水さんが魔神ということですか?」

「そういうことになりますね」

「はは、あはは」

「どうしたシュン」

「いやぁ、もうこっちのもんだなと思ってな、神が2柱に天使が1人魔王が1人、勇者その仲間達がここに居ないのも含めて五人とか、勝ったも同然だなぁと思って」

「おい、フラグを作るな」

「はは、流石にそれは無理よ、なんせ荒神だよ、絶対的な力だよ、普通なら勝てない」

「そうですよね」

「そこで、シュンくんに僕の力を譲渡したいと思うんだ」


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