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俺の嫁はスライムです。  作者: タータ/タンタル
神に挑む者達 前編
31/37

魔王の力

「ぶえっくしょん」

「ほら、お粥を飲むんだぞ」

「パンをスープでグジュグジュにしただけじゃん」

「そんなことは、言わないんだぞ」

「ぶえっくしょん」

「おお、ひどいな、シュンさんよお、しっかり治せや」

「そういえば、ミカエルは?」

「あいつは、俺が薬になる草を取りに行かせた。ついでに、おまえの知り合いにも、お目付け役で行かせたぞ」

「大丈夫かな」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふふ、この草はどうですか?」『ズボッ』

「うゲェ〜毒ですよぉ〜」

「そうか、一通り終わったけどな」

「なかなか無いっすね」

「うぷっ、お腹いっぱいぃ〜お腹ぱんぱんだよぉ〜」

「おまえのせいで、村の一番の頭脳が使えなくなったんだぞって、なんで俺たちも?」

「連帯責任ってやつっすね」

「はあ〜というか、薬草なくね?」

「うわぁぁぁぁっす」

「どうした?」

「ミカエルのデバフがすごいです」

「なにっ、どうなんだ?」

「ふぇ〜〜〜」

「満腹、毒一型、毒二型、毒強化状態、」

「うわぁ、えぐっ」

「あんたたちが、問答無用でそこら辺に生えてる草を突込むからですよお」

「村長にそうしろって言われたっす」

「言われたことを素っ気なくこなす…勇者一行怖すぎる、ふぇ〜ん助けてシュンさーん」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なあ、今ミカエルの悲鳴が聞こえた気がしたんだが」

「気のせいなんだぞ」

「ああ、多分気のせいだろ」

「こっちに、ミカエルが飛んでくる音が聞こえる気が」

「ええっ、まさかあいつ、もう見つけたのか?」

「というか、このパターンは家にぶつかって、家ごと崩れるパターンかもなんだぞ」

「ああっ、やばいやばい、やつを止めなければ」

「ふぇ〜助けてください〜!」

「「「あっ」」」

「止まらない〜」

「一時避難っ」


「外に出たが、アイツはどこだ?」

「いました、丘を転がっているようです」

「総員盾構え、絶対に村に被害を出すな」

「「「「「「イエッサー」」」」」」

「ひぇぇぇえ、止めてくださいぃぃぃい」

「来たぞ、力を入れろ」

「うわぁ〜」

『ズゴーーーン』

「やったか?」

「うわぁ〜」

『ブシャッ、ピュルピュルピュル』

「わぁ、ミカエルの身体の噴水だあ〜綺麗だね〜」

「おい、やばいんだぞ、あれ」

「えっ?どうして?」

「俺たちはアイツに毒味役を押し付けだんだ、つまりは、」

「つまりは?」

「あれは、かなりの毒だろう」

「ああってどうすれば…とりあえず『収納』」

「おお、すごい止まったぞ」

「見てみろ、草がどんどん枯れていくぞ」

「やった〜草むしりから解放された〜」

「そういえば、シュンさん、いつの間に起き上がれるようになったんだぞ」

「あっ、本当だ」

「シュンさーん助けてぇ〜」

「うわぁ〜、その泥だらけのスライム状態で来ないで〜」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ほら、喜べ男ども、女の子の水浴びだぞ」

「いや、なにも、スライムが女の子に洗われているだけじゃん」

「わぁ、恥ずかしいですよお、マリさん〜」

「いや、おまえ、実際にはいつも全裸だろ、まんまるなのが洗われているだけに見えるから」

「チッ、色仕掛けは通じないか」

「ちょっと、ミカエル?」


「なぁ、やっぱこいつら、怪しくないか?」

「そうっすね、これがラブコメというやつっすね」

「はあ、見ているこっちが恥ずかしいわ」

「そうっすね、これが恋というやつっすね」


「おい、二人とも、何か突っ込んでよ」

「水饅頭みたい」

「水饅頭ってなんだよ、ボケるな、ツッコミが欲しいのっ」

「水饅頭とは、葛粉と水で透明な生地を作り、その中に餡が入っているやつ、ですよおシュンさん」

「ミカエル、アンタはだまっとれい」

「透明なお饅頭っすか、綺麗でうまそうっす」

「ああ、エリス夏に食べるのは格別だぞ」

「マサユキ、おまえもか」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なぁ、これどうする?」

「ああ、全部瓶に入れたけど、使い道がないな」

「お頭、じゃなくて村長、俺たちただの村人(今は)の攻撃手段としてどうすか」

「村長、草が枯れるのを生かして『草むしりくん』なるものを作れば、道路工事に使えるのでは?」

「おお、それだ、それなら貴族に売れる、流石村一番の頭脳とその仲間達だな」

「ということは、早速、」

「ああ、商人に頼んでみるぞ、アイツ最近巷で有名になっているらしいからな」

「おお」

「そこでだな、ミカエルを使いたいのだが」

「あのー彼女も限界があるのでは?」

「たしかにな、そこでシュン、おまえの出番だ」

「ミカエルの腹の中に直接、収納魔法陣を入れれば」

「なるほど、少しずつ取っていけば」

「そういうことだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから、スライムと三人組のパーティがスライムに草を食べさせている姿が度々目撃された。

スライムなんだから、人の仕業じゃないあのゴブリン惨殺事件の犯人じゃないかと思われたが、新たに中から焼き殺されたやつが見つかったためおそらく違うだろうと思われているのを、一同は知らない


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