記憶の再生
あの黒髪の青年から、いやマサユキからもらった手紙を読んで一眠りした。
ミカエルは相変わらず泣いていたが
「ふむ、記憶を取り戻せたな、スッキリしたような気がする」
「お父さんが神様、ふふ、あっ良かったですね、」
「良かったんだぞ」
「お前、その泣き虫なところ、元からだったんだな」
「ひゃいっ、そんなこと言わないでください」
「乙女なのだからそんなこと言っちゃいけないんだぞ」
「『荒神を倒しに行くぞ』って言ったのはどいつかなぁ」
「ギクッ」
そんなことよりマサユキに報告しなければ
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「なるほどそう書いてあったのか、ふむ、そうなると宗教的な国が怪しそうだな、たとえば、この国とか」
「ああ、国王がそうだよ」
「ファッ⁈」
「いやぁ〜気付いたのはいいけどさ、記憶を消されて、飛ばされたからねぇ」
「まさか」
「そうだな、あのエリスもそうだろう、何かラファエルは言ってなかったか?」
「そっちじゃないけど…天使マルセロナと言っていたが」
「やっぱり、情報の隠蔽か」
「そうだな」
「ところで、ほかのやつらは?」
「ケンは旅に出て、アリスとリュウキは二人でシモダでいちゃラブしてる」
「おお、あいつら俺らが苦労しているのに」
「まあまあ、お前ただ畑仕事とか魔物のドロップ品を拾うだけのスローライフを送っていただけだろう」
「なぜ分かるし、」
「第一にお前運び屋だろう」
「そうだった」
「ところで、エリスのことだがどうすればいいかな」
「まあ、記憶を思い出しても暴走するだろうからな」
「やめとく?」
「いや、いい方法がある」
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くらい部屋に二人で立っている
「どうしたっすか?こんな中に入って」
「とりあえずだ、お前の記憶はほとんどない、それで合っているな」
「そうっすね」
「荒神エルって知っているか?」
「まさかあなたっ」
「ああ、すべて知っているさ、国王も魔王ラファエルも、だれか人類を滅ぼしたのかもね」
「クソッ、アンノウンを排除するっす」
「どうやら思い出したようだな」
「のんびりしてんじゃないっすよー『神の裁き』」
俺に向かって雷の玉が迫って来る
「はは無駄だよ」
「なっ」
そりゃそうだろう、なんせ俺に当たる前に出てきた雷の玉が消えたのだから
「この空間では、不思議な力はすべて別の部屋に再収納される」
「そんなのズルじゃないっすか」
「はは、記憶をエルってやつに消されたやつがいうか?エルってやつも俺たちと一緒ってことだ」
「我が主神を愚弄するなっす『パラ・ビッグバン』」
巨大な火の玉が向かってくる
「無駄だ」
俺は何もせずに火の玉は勝手に収納される。
「どんなに頑張っても、俺には届かない」
「そんなのすべて試してっからっす」『パラ・ビッグバン・セカンド・ジェネシス』
火の玉があったところから岩石が出て来た。
しかし、すぐに収納される。
『パラ・ビッグバン・サード・ブラックホール』
黒い玉の周りに降着円盤が出来、辺りのものを吸い込もうとする、
しかし、すぐに収納される
『パラ・ビッグバン・mark4・ビッグクランチ』
巨大な力が空間自体が縮こませ一点に纒めようとする
しかし、無限にもあるこの空間を収縮させるのは無理だし、そうしようとする力も収納される。
「なんなんっすか?この空間は我が主神の力【荒】を使っても消えるなんて」
「消えるわけじゃないさ、収納されるんだ」
「何が違うっすか」
「こういうこともできるってこと」
目の前に先程の雷の玉を出現させる
「なんだっす」
「収納するということは、出し入れが出来るってことさ」
「わかったっすこの力、あの運び屋の力っすね」
「そういうこと、中では時間は経たないし、特異な力も封印できる、外にもシュンの意思がなければ出れない」
「そうっすね、けど機密は守るっすよ」
天使マルセロナはナイフを取り出す、そして首に刃を切りつける。
しかし、
「イッテェ〜痛いっす〜」
首を切るどころか、血すらも出ない
「どういうことっすか?確かに痛みを感じたっすよ」
「簡単なことさ、切りつけたという事実だけを収納したのだろう」
「正解、頭が回るねぇ」
「やっと出てきたか、お前」
「なにをする気っすか?いたいけな女の子を男二人で…まさか⁈待て、話せばわかる」
「問答無用、このエキスパートを呼んだ。さあ入ってこい」
「呼ばれて飛び出てじぇじぇじぇじぇなんだぞ」
「「え?」」
「私もいるよ」
「「は⁈」」
「で?どこのどいつだ?その主君に捨てられて暴走しているやつは?」
「ああ、この子です」
「よろしくな、俺はアビス村の村長をやってる、ハルってもんだ」
「なにをする気だ?シュン?盗賊なんて連れて来て?」
「盗賊じゃないよ、村長だよ、盗賊の引き渡しの時にいただろう」
「えっ、あれって隣にいた女性が村長なのかと、だってここって盗賊を改心させる場所だろ?盗賊がそんなことやっていいのか?」
「いいか、突っ込んだら負けだ」
「はあ」
「じゃ、これでいいか?シュンさんよ?」
「ああ、初めてくれ」
「ほら男ども、酒を持ってこい」
「「は?」いやお前なに考えてるの?」
「決まっているじゃないか、こういうのは酒を飲んで語り合う(はっちゃける)ものだろう」
「お前、急に頭のネジが爆発するよなぁ」
「ええじゃないか」
「はあ」
「どうせ皆力を使えないんだ、平等になれば上手く語り合うことができるんじゃないかと思った」
「宴会にする意味ある?」
「こういうのは酒を飲んで馬鹿騒ぎするのがラノベの定番だと思うからいけるんじゃない?」
「お前、」orz
「村長、ヤマト酒とビールとワインとウイスキーをそれぞれ樽で用意出来ました」
「おお、ありがとうな、お前達も宴会に参加してくれ」
「ありがとうこざいます」
「そういえば、自由に出入りすることができないって言ったけどもハッタリっすか?」
「ああ、許可さえあれば出入り自由だよ」
「ちなみにエリス?マルセロナ?以外は全員許可持ちなんだぞ」
「ちくしょー」
「ふふふ、ねえねえ、どんな気もち?どんな気もち?ありとあらゆる手段を封印されて、公衆の場で自分の本当のことを公言されて」
「うざっ」
「ふふふはは」
「諦めろエリス、シュンは時々エターノールをがぶ飲みしたんじゃないかと思うぐらい暴走するから」
「たしかにね頭のネジが対消滅してるっすね」
そんなこんなでシュンのおかげで仲が打ち解けた二人であった




