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毒殺師一族の悪徳令嬢は敵国の王宮で奮闘する ~溺愛ルートは望みません~  作者: 如月いさみ


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その2-1

王宮の一角に病院という名の箱が出来た。


「まさに…箱だな」

そう称したのフィリップ・フォン・ウェールズであった。


書斎で書類を見ながらアルフレッドは息を吐き出し

「ああ、今は箱だな」

と冷静に返し

「考えれば分かることだった」

と反省の念を滲ませた。


王宮に勤める侍女全員が…病院で働くことを拒否したのである。

理由は一つ。

『あの恐ろしいカナル王国の毒殺師の元で実験台になりたくありません』だ。


何時毒を盛られるかと戦々恐々としての懇願であった。

無碍にすることはできなかった。


アルフレッドは最後の一枚の決済を終えると腕を組んで

「さて」

どうするか?

と呟いた。


その時、扉が開き

「アルフレッド王、私が候補しますわ」

と輝く笑顔で一人の女性が姿を見せた。


フィリップもアルフレッドも視線を向けると同時に目を見開いた。


「「アンリエッタ!!」」


フィマール王国の現在王位継承権を持つアルフォンソ・トゥル・フィマールの実姉であり、人々から慕われている正にヒロイン級の王女アンリエッタであった。


彼女はにっこり笑い

「知らせを聞き、旧カナル王国の王宮から馬を走らせてきました」

その病院で私が働きます

と告げた。

「先の毒殺未遂の嫌疑の件もあるので良い解決策でしょ?」


アルフレッドが死ぬと次の王座にはアルフォンソがつくことになる。

若干5歳の少年だ。

だが、彼を傀儡として己が権力を持とうとする輩がいないわけではない。


特に、彼女とアルフォンソの父親であるエドアドルは野心ある王族の一人としてフィリップもアルフレッドも危険視をしていたのである。


彼女がこの王宮に来たということは…自ら人質になり弟のアルフォンソと父親のエドアドルが今回の毒殺未遂事件に関係がないという無言の証明の為であった。


毒殺師一族の悪徳令嬢は奮闘する


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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