表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
毒殺師一族の悪徳令嬢は敵国の王宮で奮闘する ~溺愛ルートは望みません~  作者: 如月いさみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/29

その4-4

ティナはそれに

「私は王妃ではありません」

私はティナ・フォン・ノアール

「カナル王国のノアール一族の生き残りです」

毒については矜持を持っています

と告げた。


フィリップはヒタリと汗を浮かべながら心の中で

「おいおい…冷静な女性だと思っていたが」

だが

だが

「まあ、悪くないか」

と心で突っ込んだ。


アルフレッドも苦笑しつつ

「それは事実だ」

と言い

「今町の中で子供が一気に大量の水を飲んで瀕死状態になっていた」

と告げた。


ピーターはハッとすると後退り慌てて駆け出した。

フィリップはその後を追いかけた。


チャーチル王は蒼ざめながら

「まさか」

と言い、控えていた兵士を見て

「す、直ぐに城の水をノアール嬢に」

と告げた。

「それからルシフ・フォン・ノアールを呼べ」


アルフレッドはティナを見て

「やはり」

と呟いた。


ティナはそれに

「ルシフ…リリア王女についていた…彼が」

と呟いた。


しかし、兵士に連れられてきた一人の青年を見ると目を見開き

「…違うわ」

貴方、リリア王女の従者だったトニーね

と告げた。

「もしかして、リリア王女についていたノアール一族のルシフが持っていたものを手にウィズダムへ逃れてきたの?」


チャーチルは驚きながら

「まさか」

と言い、ギッと顔を向けて

「良くも…私をたばかったのか!」

と告げた。


トニーは笑いながら

「俺に手を差し伸べたのはあんたじゃない!」

ピーターさまが俺の力が必要だとノアールなら助けてやると連れてきてくれたんだ!!

「そしてそのカナル王国の敵であるフィマールへの報復もさせてくれるとな!」

リリア王女はルシフだけを連れて逝ってしまわれた

「俺は…報復する為に残されたんだ!!」

とアルフレッドを睨んだ。


アルフレッドはそれを受け止め

「俺は確かにカナル王国の人々に恨まれているだろう」

それは覚悟の上だ

と言いかけた。

が、それを遮るようにティナは真っ直ぐトニーを見つめ

「トニー、あの戦いを仕掛けたのはカナルの方よ」

カナルの第二王子ハリーがフィマールの王を殺してしまった

「王の後継者になれない彼が自身が治める領地を手に入れるために」

と言い

「私も兄のエドワード王子においていかれたわ」

生きろと

「誰も恨まず…私のままでと言われたわ」

と悲し気に笑みを浮かべた。

「今なら分かる」

きっとエドワードは貴方のように恨みや私益でノアールの力を使うものが出るかもしれないと私を残していったのよ

「戦いは何も生まない」

恨みや憎しみだけだわ

「報復を繰り返し…ノアールの力を使えばこんな風に王都一つを死の町にしてしまうこともある」

エドワードはそれを…ノアールの負の遺産を悲しんだのよ

「カナル王族の血とノアールの血を引く王子だったから」


トニーは顔を伏せ

「だが!」

俺は許せなかった!!

「リリア王女に心から仕えていたのに!!」」

とその場に拳を殴りつけて蹲った。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ