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毒殺師一族の悪徳令嬢は敵国の王宮で奮闘する ~溺愛ルートは望みません~  作者: 如月いさみ


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23/29

その4-1

ウィズダム国はフィマール王国から東に向かって馬車で二泊ほどして辿り着く余り大きくはない国であった。


先日、毒見役が犠牲となったエスター王国とは隣接しているがどちらも余り大きくはない国であった。


二つの国の領土を合わせてちょうどフィマール王国と同じくらいになる。


だが、土地が枯れているのかというとそう言う訳ではない。

ただ、ウィズダム国は山脈が横断しており平地が少ない言わば住みにくい土地ではある。


反対にエスター王国は平地が多く街は広がり国としては豊かであった。


ティナとアルフレッド一団は間にあるローマアーナとフィジーラでそれぞれ宿泊し、三日目の昼頃に漸くウィズダム国の山脈の麓に広がる王都が視界に入ったのである。


ティナは馬車から見える景色の中に浮かぶように見えるウィズダム国の中心・王都を見て

「あれが、ウィズダム国の王都ね」

と呟いた。

「そして、あの後ろに見える山脈でカーミラとロラが採れるんだわ」


アルフレッドは同じように見ながら

「そうだな」

と言い

「ウィズダム国は現在チャーチル・トゥル・ウィズダム王が治めていたはずだな」

と呟いた。

「幼い頃に父とエスター王国を訪問する時に立ち寄ったんだが」

先代の王ディビット王は温厚な人だったのを覚えている


なのに。

「代が変わって大きく国の在り方も変わったという事かもしれないな」


アルフレッドは呟いて小さく息を吐き出した。


2人を含めたフィマールの訪問の一団はウィズダム国の王都へと入って行ったのである。


毒殺師一族の悪徳令嬢は奮闘する


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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