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詩❲恋愛❳

ストラップ

作者: 日浦海里

お土産に、とそう言って

君に渡したストラップ


あお色に輝く石と

ト音記号の銀細工


ある日あなたのカバンに

そのストラップがついているのを見かけた時は

誰にも見えない所で

ぐっと拳を握りしめてしまった


見つからないよう隠しているけど

私のカバンのストラップ


みどり色に輝く石と

八分音譜の銀細工


いつか想いが音となって

あなたの心の譜面の中に

刻み響いてくれるといいなと

祈りながら付けてるんだよ


ホントは想いを歌詞に変えて

あなたに届けと歌わなきゃって

分かっているんだけど

そのための声はまだ出せなくて

今日もカバンの中のストラップ握りしめてる

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― 新着の感想 ―
[良い点]  碧色の石と銀細工のストラップ。  お土産をもらった相手の方は、なにか感じたのかな、なんて想像してしまいました。  お土産を渡せて、カバンにつけてくれる距離。  想いが叶うといいですね。 …
[良い点]  あなたという譜面に描かれる想いの音色。素敵な表現ですね。  なんとなく感じる好意は、歌詞を得ることで互いに明確に。  旋律も言葉も違うからこそ、重なり膨らむことができるように。  いつ…
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