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世界異世界戦争  作者: オカリン
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沿海州の戦い

1940年シベリア沿海州に隕石が墜落しシベリアに異世界とのゲートが開き異世界軍が侵攻してきた。

極東軍管区が20個師団が対応したが敵の装備は中世ヨーロッパの騎士のような恰好しており銃撃するもなかなか倒れず戦線は膠着した。


シベリア沿海州前線

ソビエト軍は塹壕を構築しザバイカル軍管区から援軍が来るまでの間防御に徹する事になった。

第21歩兵師団第22歩兵連隊

「敵襲!!」


「配置に付け!」



「第23歩兵中隊に銃剣装着近接戦闘用意!」


「第21、及び第25砲兵中隊に支援射撃準備!」


122ミリ榴弾砲8門が支援砲撃で準備を開始していた。


「敵部隊接近中!距離500!重機関銃分隊射撃開始!」


各重機関銃分隊のマキシム機関銃から発砲を開始させた。

また各歩兵中隊に配置させた歩兵砲も射撃を開始していた。


「ライフル分隊射撃開始!」


敵前進部隊は榴弾砲や歩兵砲の砲弾の爆炎によって何も見えないが機関銃の射撃とライフルの射撃は止まらない。


「射撃やめ!射撃やめ!」


各機関銃及び火砲が射撃を中止し爆炎が晴れるのを待った。


しかし各兵士達は弾倉を交換し射撃できる準備を整えていた。


爆炎が晴れると大小様々な窪みができておりその射撃の凄まじさが伺えた。

また敵の兵士だと思われる肉片がそこら中にころがっていた。


「連隊長!師団司令部から連絡です。」


「はい。第21連隊長です。」


「先ほど第21連隊右翼の第22歩兵連隊及び左翼第23歩兵連隊が突破された。」


「現在確認中だが連隊損失は人的損失4割、装備損失は3割だ。壊走した残存部隊10キロ後退し現在再編成中だ。」


「右翼と左翼が突破された為可及的速やかに陣地を放棄し後退せよ。また撤退地点は後方20キロ地点だ。撤退完全完了予定は3日後とする。質問は?」


「ありません!」


「よし!頼んだぞ」


「赤軍万歳!」


「赤軍万歳!」


(陣地を突破させるとは他の連隊は腰抜けどもめ。KGBに目を付けられないように気をつけねば。」


「諸君。第22歩兵連隊と第23連隊が陣地が突破され撤退し現在後方にて再編成中である。現在22連隊は敵中孤立中である。その為現陣地を放棄しこれより20キロキロ後方に撤退する。そこで再度陣地を再構築する。」


「装備はすべて持っていく!作業かかれ!」


すぐに徹退準備が整い撤退を開始。


24時間後には撤退地点に到着し陣地構築がすぐに開始された。



野戦電話によって陣地構築が完了した事を師団司令部に報告しようと電話したが繋がらず不思議に思うと

師団司令部付きの連絡車が来た。


「連隊長。師団司令部の伝令だと名乗る者が来ていますがどうしますか?」


「よし通せ!」


「了解しました。」


「第21歩兵師団市西部所属のメニショフ伍長です。」


「司令部より命令書を届けに参りました。」


「早くよこせ。」

命令書を読むと極東軍管区内の師団全てが陣地を突破され全師団敗走中との事が書かれていた。


「クソたれっが!」


「同志どうされたのですか?」


周りの副官達が聞くと


「極東軍管区内の全師団が敗走した。」


「伍長現在司令部は?」


「今司令部はどうなっている?」


「司令部は敵の強襲攻撃を受け壊滅師団長以下士官は全員戦死また司令部付き下士官及び兵も私以外戦死しました。」


「司令部からの命令は他の連隊と合流後師団を再編成し敵侵攻軍に対し遅滞戦を行うように指示されました。」


「わかった。」


「第21、23、24連隊に伝令送れ!」


「伝令が帰還の後に来るべき撤退ラインまで後退しそこで師団の再編成する。」


「伝令が帰還するまでこの場所に留まる。」


「仕事にかかれ!」


各連隊に命令書を持った伝令が出発した。


ソビエト極東軍管区内での組織的抵抗はすでに瓦解した。

もはや組織的ゲリラ戦闘しかできないまでに壊滅的打撃を受けた。

しかしモスクワでは大祖国戦争が公式にだされ全ての資源、人が大祖国戦争に駆り立てられた。

世界でも異世界軍侵攻し世界大戦となっていた。

第1次世界大戦が終結して数十年が経過し戦争から復興の最中にこの出来ごとであるほとんどの国の人々が愛国心から戦争に参加したが一部の人々は話会いによって解決できると信じており世界はより混沌とした世界になりつつあった。





次は南米での戦いを書きます。

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