走りを止めるな
ギリギリセーフ‼︎
ふっ、腐った鉄は擦ればいいんだよ。
これで俺の平穏は確立した。
ごめん嘘。
現在睨めっこ状態。
1対1対1やぞ。
狼と俺とカーミラ。
いや、紅音?どっちでもOKなのかな。しーらんけーど。
どうしよ。これじゃ締め切りに....
なんの締め切りかは知らん。
「ガァウ」
っぁ...あっぶねぇ。
だけど、ナイス狼。これでグダ展開は免れたよ。 よかった。
まぁ、こっからは俺の技量の見せ所ってなぁ。
江戸っ子魂みせてやらぁ。(富山生まれ)
「あ、横取りはダメって言ったじゃない」
だが、狼の姿はなかった。
そう、ただ目の前に見えるのは例の黒髭ナンチャラって言うゲームの終盤のナイフがいっぱい刺さったものになっていた。
はぁ...?
おかしい。
だって、何で360度全部からこの狼は刺されてるの?
なんや?
時止めれるの?
そんな訳ない。絶対に。
じゃ、これは一体全体どういうことだ。
「あっ、やっちゃった。まぁ、これなくてもメインは倒せるからね」
....あれは、もう使えないのか?
ってあれ魔法の類やろ。Ω無いって言ったじゃん。それとも物理的な何かなのかな?
まぁ、立ち止まってたらお陀仏しそうだから逃げよ。
「...あ、えっと、バイバイ?」
「?え、逃がさないよ」
...右回れ右。そのまま前に歩け。
いや...死んでも走れ!
「えー、鬼ごっこ?疲れるから早く死んでよ玩具」
ついに玩具って言い出した!
..背中に冷たいものを感じた。
まぁ、前に壁があるから普通横に避けるよね。
あーーー!掠った!絶対掠った!
って今思えば、あいつが入ってきたのって逆側だな。
どうしよ。
ってこっちってなにがあるの?
あ、扉あるやん。でわ、inn。
古びた扉を開け、素早く閉めた。
そして、すぐに聞こえる木になにか刺さる音。
セーフ!でここどこ。っって臭。
...この臭い。あの死体の臭いと同じ...まじか。絶対なにかあるやん。
「あら、もう諦めたのですか?早いですね。所詮人間ってところでしょうか」
...考えてる暇はない。
走って逃げつづけなければ。




