えほん (試作的 台本の様なもの)
駄文です。
しかもかなり 酔ってます。
苦手な方は 回れ右で 即撤退して下さい。
(夜 何万という星の下一人立つ男性 腕を広げて天を仰ぐ 辺りには光の玉が数個)
さぁ、みんな 夢を見よう。とても大きくて素敵な 誰も見たこと無いくらい きれいな夢。
(頬にキスする様なささやく感じで 光一つをあてる)
僕は貘。黒い貘。おいしい夢だけを食す 誇り高き貘。
(マントを〈広げて〉翻す〈踵をめぐらす〉 辺りにあった光はない)
さぁ 今宵私に正餐を与えるは そなたか?(不気味につぶやく 怪しく灯る眼)
(昼 光溢れる部屋に少女一人 揺れる椅子に腰掛け読んでいた本を閉じる)
何かしら? 今呼んだ?(白い鳥の方に話しかける 少し離れた鳥籠の中の小鳥)
私は吉兆を運ぶ者(眼を閉じ)
そしてそれは夢の中にそっとおいて来る(開く 立ち上がり鳥籠の方へ)
それに気づくかは私の知るところではないけれど(籠を開けて 鳥は指にそして肩へ)
でもそれがさいわいを喚びますように(近づく光 光を抱く)
また 新たな吉兆を(天を仰ぐ 抱いた光を空へ)
(ガラス張りの部屋の中 光と闇両極の空間)
私は夢の中に生きるもの
また私自身も夢
ヒトノヨにも私は居るけど
そこでの私は私を知らない
私は忘れられるもの(皮肉めいた笑み)
覚えている人もいるようだけど私を違うものだと思っている(嘲笑)
気づかれない(笑みは消え 仰ぐ)
私は夢だから(何も映らない鏡を前にして)
そしてあなたの 影(映像が乱れ 砂嵐でかすかに聞き取れた感じ)
(崖の上に聳え立つ大木 崖の下は広がる草原 大木の背後は森林更に向こうに山脈が連なる 広い空)
ぼくは きみのうたううた
きみのならすおと きみのこえ 全て真似できるよ(無邪気に)
だってぼくは音だから
この耳に届かない(きこえない)音なんてこの世にはない
どんなに小さな蟲達の音でも全てを拾い上げ
そして音となって
君に届けよう
この至上の音楽を(両腕を高く大きく広げ 大地を見下ろす大木の頂点に堂々たる指揮者 天空と大地のシンフォニー)
(バーカウンター カメラ視点 ドレスに身を包む女性 グラスの氷を玩ぶ)
紙の上で踊り続けるのはいつからだろう
その前は木で その前は石だった様な・・・
あなたのために
ラストのワルツの最後の一音を演奏するまで
私はいつまでも踊っててあげるわ
私は文字
言の葉を封じたかたち
さっきの交響曲(新世界)も素敵だったけれど 次はレクイエムもいいわね
死んでいった言の葉のために(グラスの中の丸い氷 地球を模したように)
鎖となって繋がってゆく
それはいつの世も終わることのない
はじまりはどこから? 行き着く先はあるの? あなたは辿り着いたの?
(1本のレールの上に佇む 少女)
無限に
どこまでも続くそれは今日もどこかで紡ぎだされる
わたしは 絲
言の葉の綾
いつまでも続く果てしなきもの
いつまでも きっと 繋がってゆく
語と事象が結びつく限り
(一挙一動大げさ)
舞い上がった悪い気をも
包み込んで一掃する役目を請け負う
清涼化遂行委員長 雲
とはアタシのこと!!
陽光をやわらげ 地上に潤いをもたらす アタシって
反面 芸術家でもある
大空(画面)に描く 白は 時とともに表情を変え
君たちの心(記憶)に深く刻み込む 演出家!!!