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3人と1体の物語  作者: 端くれのぬん
第2章「一難去ってまた一難の「また一難」の部分」
5/7

前兆

ここから色々書くンゴ

傷に染みる大量の雨、しばらく降っていたかったからか土砂降りだ。そして夜明けを感じる微かな光を背にしていて輪郭が見える山、身体中に感じる痛み、自分の血を見るのは久々だ…。そしてこの子供だけは…アイツに奪われる訳にはいかない……



第1話「相談」


あの事件からしばらく経った。あれから先輩の友人は…呪いというのだろうか、呪いから解放され、先輩は観光兼冒険で様々な黒い噂のある村をまわっている。俺もちょくちょく行っているが、今回は当たりを引いたと思われる。


相談者は既婚者男性、子供は2人いるが、諸事情で今はひとりらしい。その諸事情についてはこれから話してもらう。


俺「……で?何があったのですか?」


男性「…あの事は思い出すだけでも恐怖と吐き気が抑えれない…、娘二人が「いつもの公園で遊びに行ってくる」と言って家を出た数分後、妹の方が戻ってきて「お姉ちゃんが居なくなった」と言ってきたんです。


…話を聞くと、姉と向かっていて、なにか光るものがあって、よく見たらガラスの破片だったらしいんですが、そこから視点を戻した時には姉が居なかったらしいんです。目を離したのは甘く見積っても5秒も無かったらしいんです。」


俺「そんな一瞬で?音もなくって事ですよね?」


男性「はい、スピリチュアルな物を信じてはいませんが、今回の件はどうしても霊現象の類を疑ってしまいます。」


俺「あー、霊現象ですか、確かに信用はできませんけど今回に限ってはどうしてもそう思ってしまうのも無理はありませんね…」


先輩の友人が関わった件を聞いた上でこの話を聞くとやっぱり霊というものは存在しているだよなぁ、信じたくなかったなぁ…。


……はぁ疲れた。えっとまずはこの話を先輩に報告しないとならないし、その後は今回の件の調査……。先輩は報告したら明後日には来るだろうし、その間は休憩として観光でもしますか。




第2話「過去と現在」


私はビビりで何も出来ない。私にはお姉ちゃんがいた。お姉ちゃんが居れば安心して色んなことができるようになる。お姉ちゃんはいつも自信満々で、いつまでも一緒に入れると思ってた。


でも実際はそうではなかった…。ガラスを見てる間にお姉ちゃんは消えた。最初は状況を理解できなくて何も感情はわかなかったけど、状況を理解するにつれてどんどん寂しさが湧き出てきた。あの日からお姉ちゃんは行方不明らしい。会いたい


母も泣いていた。でも父はそうでもなかった。ずっと絶望した顔をしていた。父はお姉ちゃんをよく褒めていた。きっとかなり心に来ていたのだろう。


ーーー


今日の昼あたりに先輩と合流した。先輩はいつもと違うどちらかというと和って服装で、なのにグラサンをしている。土産として折れた木刀の先端の方を渡された。買ってすぐに折ったのか??


先輩には色々していて、来る途中も調べてくれたらしい。昔中国地方の辺りでも似たような事件があったらしく、その事件の真相はまだ闇の中らしい。


先輩の出した結論は俺と同じで、あの悪魔の仕業、そして先輩は人間が共謀してる可能性も出した。話を聞いた部分しか知らないが、アレが人の話を聞くとは思えない


ーーー


お姉ちゃんが居なくなって数日経った、そして異変があった、母も父も「まるで最初から姉は居なかった」っていう感じに振る舞い始めた。お姉ちゃんの話をしても「貴方一人っ子じゃない」と言われるようになった。


そして僕は知っている、両親はお姉ちゃんが居なくなる1ヶ月前から夜な夜な何か話していることを、でも当時の理解していた単語量だと何を言っているかは認識できなかった。


でも、多分怖い事だと思う。

第1章の後日談2つを除き、記憶と声、古い記録は完全オリジナルと呼べませんので、第2章から僕のオリジナル作品として楽しんで欲しいです。

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