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2 螺旋

天と地のあいだに

だらんと寝っ転がって

空高く舞い上がるこの想い

それはまっすぐというより

螺旋階段を一段一段

昇っていくように


この想いが翔けるとき

階段が光り

気がつけば階段は無くなって

大気圏を突破している


高くなって

宇宙の果てが見えてきた頃に

天使の歌声が

聴こえてきて

天使達は私の手をとり

くるくると輪になりながら

共に舞い上がっていく

まるで

磁石に引っ張られているみたい



くるくるくる

くるくるくる

ここは神々の住まう

天の草原か?

聖なる生き物や存在が

ここで(いこ)

上空では天使達がたおやかに躍動して

舞いを舞っている


くるくるくる

くるくるくる

この広間には太陽のような

まぶしい光とその玉座があって

私は(こえ)を聴いた


世界開闢(せかいかいびゃく)の時から生じているエロス(愛)を育て、大事にしなさい。エロスは、物と物、人と人、神と神、また違うエレメントでさえも結びつける原動力である。エロスはやがて、フィリア(友愛)となり、ストルゲー(家族愛)となり、アガペー(神の愛)となる。本来は、人類も自然も神々もひとつであり、ひとつなぎ。仲良く暮らしなさい。黄金時代にあった、この黄金の泉を汝に与えよう。そして、いつでもどんなときでも、この黄金の泉を飲みなさい。新黄金時代が到来するように……。輪廻転生があれど、この人生は一度きり。思う存分に(たの)しみなさい」


私はひざまずき

深く畏まってから

その場を離れ降下していく。

今度は昇ってきた

時よりも早い。


くるんくるん

くるんくるん

もうここは天の草原

ありがとうございます。

また会いましょう。


くるんくるん

くるんくるん

ここはどうやら銀河

スピカやアルデバラン、フォーマルハウト

もあるようだ

よし、アルクトゥールスをめがければ

もう、太陽系だ


くるんくるん

くるんくるん

地球の大気圏を突破して

上空一万メートル

さあ、今世の成すべきことを成すぞ!


くるんくるん

くるんくるん

天と地のあいだに

だらんと寝っ転がっている

小さな私

黄金の泉を抱いた

小さな私

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