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あとがき

誕生日には間に合わなかったけど、年内に完結したよ! やったね!


悪役令嬢の話を考えていると言ったら、妹に「大したことしてないのにイケメンに惚れられまくる話は非現実的で気に入らない」と言われました。


現在の恋愛の憧れは省エネなんですかね。少ない労力で最大限の効果。


そんならいっちょ、お相手のために頑張る女の子を書いてやろうじゃないの、と書いた結果、お互いがお互いを思いあい、命を懸けあう立派なヤンデレに……。


どうしてこうなった。


だいたい乙女ゲーム転生なのにヒロインはどこに消えた。


それと、知識チートとかあるけど、そこら辺にいる人間が転生したところで成功するか?と個人的に疑問だったので、徹底的に難航させたり、裏目に出したりしてみました。


現実はそう簡単に行かないけど、主人公に受難を与えすぎたと反省してます。


ともあれ、PCがご臨終されたり、職場が変わっててんやわんやしたり、この一年いろいろありましたが、これにて一端幕引きとさせていただきます。


感想をくださった方、励みになりました。

ポイントをくださった方、ありがとうございました。

誤字報告、便利ですね。してくださった方、助かりました。

ブックマークが増えていると、続きを楽しみにしている方がいるんだと思い、嬉しかったです。

おかげで最後まで書くことができました。


思いついてしまったので後一話だけ蛇足を更新して完結表示にするつもりです。


続きは……どうしようかな。

一応考えてはいるけど。読みたいという方がいるなら、締め切りまでもう少しあるし、頑張ってみます。




ではでは、お付き合いくださりありがとうございました。



























↓ ここから下は続きが読みたい人だけ見てね ↓

「レアード侯爵令嬢は処刑を免れました」


高位貴族にも割り当てられることのある王宮のとある一室。

部屋の主は先日までレアード侯爵の秘書を勤めていた部下の報告を、ティーカップを傾けながら聞いている。


「そう。あれだけお膳立てしたやったのに、無能」


わざわざ大量の魔鉱石を密輸してあげたのに、と呟く主に元秘書は恐縮して頭を低く下げる。


「言ったはずだけど。王太子の視察の前日までは気を抜かずあの女を見張ってなさい、と」


この男の主人は、レアード侯爵を唆しはしたが、彼を王の外戚につけるつもりはさらさら無かった。


あくまで侯爵、と言うよりはその娘の破滅が目的。

秘書と言う立場で男は侯爵家に張り付き、言い逃れ出来ない状況になるのを見計らい、前日までに密告する予定だった。

騎士団が踏み込み、侯爵や家人が抵抗するなりして、そのどさくさに紛れ侯爵令嬢を殺害出来れば一番良い。その場で殺害出来ずとも、王族の殺害未遂が明白ならばすぐに処刑される。


ところがその前に監視の目を盗み、侯爵令嬢は第二王子を介し自力で告発してしまう。


これは彼の主にとっても計算外のことだった。何しろ、この時点では実行犯にする孤児すら決まって無い。下手をすればただの魔鉱石所持違反で終わる。


現行犯ならすぐ処刑されただろう。しかし、捜査官はしらを切る侯爵から自白を引き出し、侯爵令嬢共々裁判にかけるプロセスを踏まねばならなかった。長い猶予期間が生まれたのだ。

その間に侯爵令嬢は民衆の注目と同情を買い、第二王子は策を練り、結果的に彼女は死罪を免れた。


「今さら言っても栓無きことだけど」


目線で退出を促す部屋の主に、部下は黙って従った。


ティーカップが音を立てて皿に置かれる。


後少しだったのに、とその指先に悔しさを滲ませる。


状況は寧ろ、悪化した。

大衆の関心を集め、法の番人の庇護下に置かれたことで容易く手を出せなくなってしまった。


だがまだ、手はある。


一人になった部屋で、部屋の主は濡れた唇を舐めた。


「あの女は異分子。次こそ排除せねば」



                 to be continued?

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