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二回目は彼女の部屋

作者: 牧野さらら

彼氏から会話が始まります。


基本的に彼女と彼氏が交互に会話します。


「ねーねー。」

「はいはい。」

「勉強してる姿かわいすぎるんだけど…どうすればいい…?」

「はいはい。」

「ねーねー。」

「はいはい。」

「すっごい好きなんだけど。」

「はいはい。」

「だからキスしていいよね?」

「はいはい。」







「ちょっと…何してんのよっ。」

「何って…。キスという俺の愛を届ける行為…?」

「いきなりしてこないでよ。バカっ。」

「さっき許可してくれたじゃん。ひどい…俺の純情を弄ぶなんて…。」

「ひ…ひどいのはどっちよっ。私が勉強してるときは周りに気が回らなくなるって知ってるくせに…詐欺師みたいなマネして。ファーストキスが何の思い出もない校舎裏だったのも許せないのに…。なんでセカンドキスも私の部屋っていう普通の場所なのよっ。」

「そこに俺の愛しの人の唇があったから…?」

「有名な言葉パクってかっこつけないでよっ。ファーストキスは観覧車で、セカンドキスは夕方の砂浜の予定だったのに…。もう、バカバカー。」

「ちょっ、涙目にならないで。俺が悪かった。謝るから、泣かないで。ごめん。」

「ぜーったい許さないもん。」

「かわいいなぁ…。わっ、ごめん、本当に反省してるからさ、ぶたないで。」

「ふーんだ。もうしーらない。」

「本当にごめんね。今度の日曜日に遊園地行こう?。それで夏休み入ったら、2人で海行こう。だから、こっち向いて。」

「本当に連れて行ってくれる…?」

「もちろん。俺嘘つかないから。ね、こっち向いて。俺、寂しいなぁ。」

「連れて行ってくれるなら、こっち向いてあげる。」

「俺のせいで泣かせちゃってごめんね。目が少し赤くなっちゃったね。」

「きゅ…急に、唇…。」

「手で拭いたら目の周り赤くなっちゃうでしょ?あと、唇にキスしなければ許してもらえるみたいだから、しちゃった。」







「…って、えぇっ。どうしたの?初めて抱きついてきてくれたから、俺絶賛興奮中なんだけど。」

「…泣いた時に…目の辺りをね…ちゅっとしてもらうの夢だったの…。だから嬉しくて…。」

「ほんっと、かわいすぎるんだけど。じゃあ、約束だから。泣きたくなった時は、1人で泣かないで、俺の前で泣くって。そうしたら、俺が涙を止めてあげるから。」

「うん…わかった。約束ね?」

「やばい、やばい。このかわいさに耐えられている自分を尊敬するかも。」

「あのね…大好きだよ…?」







「バカー。さっきあんなこと言ってたくせに…何でまたキスするのよー。」

「マジで我慢出来なかったんだってば。うわ…泣かないでー。」


読んでくださって本当にありがとうございます!!



私の他の作品を読んでくださってる方はこのカップルが誰かわかっていただけたでしょうか?


もちろんこれだけでも大丈夫なようにあえて名前を一回も出さなかったのですが…


そこが逆に読みにくくなってないか不安なところです…。





お付き合いくださってありがとうございました!!

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