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異世界で自助努力に徹してます。  作者: 極楽とんぼ
日常生活へ

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次は主食(6)


 穀物系の準備が終わったところで丁度芋の調理も終わった。

 プスプス何度も何度も竹串(元は竹じゃなくて薪だけど)で刺して調理し終わったか確認しすぎたお陰で、潰す前から形が崩れまくってきていたが。

 意外と芋って茹で終わるのに時間が掛かるのね。

 久しぶりだったから皮を剥いたり一口サイズに切り分けておくのを忘れたのが諸悪の根源だろう。

 芋を半分にぶった斬っただけで鍋に放り込んで煮たり蒸したりって、そりゃあ完全に中まで柔らかくなるのに時間が掛かるよねぇ。


 潰してマッシュポテトにして味を確認する予定だが、一応一欠片ずつは少量の塩をかけてそのまま食べてみよう。

 フライドポテトにしたんじゃあホコホコ度とか美味しさっていかに美味しく味付け出来たかとか揚げる温度や使った油に左右されそうだからね。

 茹でたままとか、マッシュポテトで確認する方が素材の味がしっかり分かるだろう。


 今回はちょっと時間をかけ過ぎたので、蒸したのはまだしも茹でたのは味が抜けてそうだけど。


 ちなみに、一応だし折角あるから試してみたいと言うことで、毒探知の術も使ってみた。

 当然、『安全』と出たけど。

 まあ、ジャガイモって確か緑色になった皮とか芽の部分は毒だって話だし(ラノベでそう読んだだけで現代や異世界の芋もそうなのかは知らないけど)、もしかしたらこっちの人にとっては常識的に捨てる部分を知らないで食べようとしてたらヤバいかもだし。調理方法を試行錯誤している間は一応毎回毒探知はやっておく方が良いだろうな。


 と言う事でまず、ほぼ真っ白な芋の一欠片にちょろっと塩を振って食べてみる。

「う〜ん、ぼそぼそ?」

 仄かな塩味のするボソボソな食感だけ。

 顔を顰めるほど不味くはないが、美味しくもない。

 同じ芋の蒸したやつを一欠片フォークに取り、塩をかけて食べてみる。


 こっちの方がまだもうちょっと素材の味っぽい何かがあるけど。

 やはり感心するほど美味しくは、ないね。


 と言うか、考えてみたらポテトってそれほど味は無いかも?

 ほくっとした食感に味が染み込んだのが美味しいと感じるだけで、実質一緒に調理した肉汁やスープやソースの味がメインな気がしないでもない。

 ジャガイモ料理って肉じゃがやシチュー、カレーやグラランみたいな他の食材と一緒に時間をかけて調理するのが殆どだ。


 つまり。食感が良ければ油で上手に揚げさえ出来れば美味しいフライドポテトになるかも?

 そう考えると、無難に変な特徴がないこれも当たりといえば当たりなのかもだね。


 まあ、確証はないので微妙かも〜と思いつつも次の芋へ。こちらもほぼ白だが、ちょっと灰色な繊維が混じっている感じだ。

 フォークで割ってみて口に入れると、少しねちゃっとする。

 う〜ん。

 山芋っぽい?

 形は長細いとは言え、さつまいも程度な形だったんだけど。

 サツマイモではなく、山芋の親戚かも?


 あまり山芋は好きじゃ無かったんだよねぇ。

 でも、確かすりおろしたらお好み焼きとかに入れると美味しいと聞いた気も?

 出汁とかソースがないとお好み焼きの美味しさって半減だと思うし、それほど拘りはないんだけどね。

 トンカツはそのうち食べたいから、そっちの為にソースを見つけるか作るかしたらこの山芋もどきを使ったお好み焼きを試しても良いかもね。


 と言うことで、次。今度はもっと黄色い芋だ。

 そのまま一欠片食べてみたら、ちょっとパサパサだけど仄かに甘味があるかも、と言う印象だった。

 少し期待しながら蒸した方を一欠片食べてみたら、もう少し甘みが強く、パサパサ度も減っていた。

 これがこの世界のサツマイモもどきかも?

 甘さは全然足りない気がするけど、日本のサツマイモだって多分品質改良前はこの程度だったんだろう。


 スイートポテトにする時はたっぷりバターとクリームと砂糖を足せば……美味しくなる、かもだよね?

 もっとも、実は私はスイートポテトよりも焼き芋が好きだったんだけどさ。

 これで焼き芋的な食べ方をして満足できる甘さかはちょっと微妙かなぁ。

 まあ、焼き芋もそうそう食べてなかったから、無くても良いか。

 石を熱して石焼き芋的にしたら、遠赤外線とかの効果でもっと美味しくなるのか、そのうち試してみるつもりだけどね。


 考えてみたら、追熟すると美味しくなる食材もあったよね?

 サツマイモもそうなのかな。

 取り敢えず、このサツマイモもどきも、一つはしばらく放置して美味しくなるか、試してみよう。

 ……と言うか、後でジュナイドと温室栽培についての話をしに行く為にアポを取る際に聞いてみよう。流石にサツマイモが追熟すると美味しくなるか程度を聞くのは、予約なしでも良いだろう。


 もう二つほどあった芋も食べてみたが、特に個性はなく、口当たりも微妙な感じだった。

 これって複数種類がある意味ってなんなんだろ?

 最初のジャガイモもどきとほぼ変わらなくない?


 まあ、考えてみたら日本のメイクイーンとか男爵芋とかも、私的にはそれほど違いが分からなかったから、料理に極端に興味がない人間にとってはこんなものなのかな?

 明日にでも、最初の白いのと最後の無個性な2つをフライしてみて、美味しいフライドポテトに化けるか確認してみよう。

 家で揚げ物をすると油の処理が面倒なので、フライドポテトなんて作ったことがないから上手く出来るかはかなり不安なんだけどね〜。


 と言うか、明日の朝は米かもしれない穀物類の調理実験もあるからなぁ。

 ジュナイドと農業ギルド(農協)で話し合いをするのは明後日にしようかな?


 ジュナイドにしたって、温室栽培に関して少しは下調べした方が身のある話し合いになるかもだし。


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