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江戸前のごくい

青竹は、何を打っているのか

作者: 方丈
掲載日:2026/05/07

 佐野での用事は、予定より少し早く終わった。


 午前中にお客様の工場を訪問し、お届け物と簡単な打ち合わせを終えた。

 いろいろあって、お叱りを受けたが、炎上というほどではない。


 ほっと胸をなでおろす。


「次回までに論点を整理します」と言って会議室を出た時点で、私はすでに頭の中で報告書の構成を組み直していた。


 駅へ向かうタクシーの中で、運転手さんに言われた。


「佐野来たなら、ラーメン食べてった方がいいですよ」


 そう、それはたしかにそうだ。


 佐野まで来て、何も食べずに帰るのは惜しい。

 新幹線の乗り継ぎを考えても、少し余裕はある。


 私は駅近くの佐野ラーメンの店を検索し、評判のよさそうな店に向かった。


 店の前には、平日なのに10人弱の列ができていた。

 出張用の黒いバッグを肩にかけたまま、私はその最後尾に並んだ。

 わたしはキャリーバックが嫌いなのだ。

 あの周囲にごろごろと無遠慮にまき散らす情報量。

 一目で、「あ、他所から来たな」とわかってしまう存在感。

 だから黒い大きなトートバックか、それで収まらない時はボストンバック。

 おかげで、わたしの左肩は何時も凝っている。


 並ぶほどなのか。

 でも、ここまで来たのだ。行かない手はない。

 そして、列は意外に早く進んだ。


 店内からは、醤油スープの香りが流れてくる。

 空腹には…十分な訴求力があった。


 佐野ラーメン。


 青竹打ちの平打ち麺。

 澄んだ醤油スープ。

 あっさりしているが、麺には存在感がある。

 私は事前に調べた範囲の知識を、ぼんやり頭の中で確認していた。


 今日は普通に食べたい。


 普通に出張が終わり、普通に地方の名物を食べ、普通に電車に乗って帰る。

 それでいい。


 本当に、それでよかった。


 店員に案内され、引き戸を開けて店内に入った瞬間、私は足を止めた。


 うそだ…


 奥の二人掛け席に、あの男がいた。


 紺のジャケット。

 白いシャツ。

 ネクタイなし。

 自分で自分を老舗に寄せている感じ。

 そして、向かいには前回と同じ若い男性。


 いや、いるの。


 ここ佐野ですけど。


 私は一瞬、本気で引き返そうと思った。

 いまならまだ間に合う。

 店員に「すみません、急用で」と言えば、社会人としてぎりぎり成立する。


 だが、後ろにはまだ客が並んでいる。

 私は十数分、店の外で待った。

 その列を抜け、ようやく入った。

 ここで引き返したら、完全に負けである。


 それに、お腹も減っている。


 私は心の中で深く息を吐き、案内されたカウンター席に座った。

 不幸中の幸いで、今回は男たちの席からは少し距離がある。

 ただし、声は聞こえる。


 また、この距離。


 聞こえすぎず、聞こえなさすぎない。

 一番よくない距離。


 私はラーメンを注文した。


「佐野ラーメン、ひとつ」


 店員が注文を通す声と同時に、男の声が聞こえた。


「いいか。佐野ラーメンというものはね、ラーメンであって、ラーメンではない」


 始まった。


 若い男性は、もう慣れているのか、驚いた様子もなく水を飲んでいた。

 当然、目は死んでいた。


「東京のラーメンは、選択肢で食べる。濃厚、淡麗、魚介、鶏白湯、家系、二郎系。都市は、選択肢を増やすことで人間を疲れさせる」


 急に都市批判。


「だが、佐野ラーメンは違う。佐野ラーメンは、距離で食べる」


 距離で食べる。


 また変な単位が出た。


「わざわざ来る。車で来る。駅から歩く。出張の帰りに寄る。つまり、佐野ラーメンは移動の後に立ち上がる食べ物なんだ」


 出張の帰りに寄っている私を巻き込まないでほしい。


 男は水を一口飲んだ。


「これは、大宮から見てもよくわかる」


 また大宮。


 前回、生まれも育ちも大宮と判明した男。

 江戸の蕎麦を語り、武蔵野うどんを語り、いま佐野ラーメンを語っている。


 大宮が何を許可しているのか、いまだにわからない。


 若い男性が小さく聞いた。


「大宮から、ですか」


「そう。大宮は結節点だ」


 もう知ってる。揺るがないところだけ評価してもいいのか?

 よくわからない。


「新幹線も在来線も集まる。北関東への入口でもある。だから大宮で育つと、麺類をリレーションとして捉えるようになる」


 ならないと思う。


「蕎麦は都心の速度。武蔵野うどんは郊外の持久力。そして佐野ラーメンは、北関東へ伸びる移動の余白だ」


 言葉だけは、たくみだ。


 悔しい。


 私の前に水が置かれた。

 店内は混んでいるが、回転はいい。

 壁にはメニュー。餃子を頼むか一瞬迷ったが、帰りの電車を考えてやめた。


 男たちの席に、ラーメンが運ばれてきた。


 白い丼。

 澄んだスープ。

 青ねぎ、チャーシュー、メンマ。

 そして、少し縮れた平打ち麺が、スープの中でやわらかく揺れている。


 男は箸を取らなかった。


 取らないんだろうな、と思ったら、本当に取らなかった。


 絶対に、ひとくさり何か言うに違いない。


「まず、見る」


 でしょうね。


「佐野ラーメンは、透明性のラーメンだ」


 スープの話だろうか。

 それとも内部統制の話だろうか。

 この人の場合、後者に行く可能性がある。


「この澄んだ醤油スープ。濁らない。隠さない。だが、薄いわけではない」


 そこまではいい。


「これは、主張しないリーダーシップだ」


 行った。


 スープが管理職になった。


「濃厚スープは、リーダーが前に出すぎる。食べ手は、スープの意思に従わされる」


 スープの意思。


「だが佐野ラーメンのスープは、麺を前に出す。自分は場を整える。これは支配ではなく、環境設計だ」


 また少しだけ使えそうなことを言うのをやめてほしい。


 若い男性は、うなずいている。


 あなたも慣れすぎでは。


「そして、麺だ」


 男は箸で麺を持ち上げた。


「青竹打ちの麺には、不均一性がある」


 これは聞いたことがある。

 青竹打ちによって、平たく、幅や厚みに微妙な差が出る。そこに食感の変化が生まれる。


「均一でないということは、悪ではない。むしろ、人間に判断を返す」


 判断を返す。


 また判断。


 この人は、麺を食べるたびに意思決定論を更新する。


「機械で完全にそろえられた麺は、食べ手から驚きを奪う。だが、不均一な麺は違う。太いところ、薄いところ、縮れたところ。それぞれが異なる情報を持つ」


 情報を持つな、麺。


「つまり佐野ラーメンは、標準化と個別最適性の均衡点なんだ」


 業務改革の会議で出てきそうな表現。


 しかも、そこまで外していない気がするのが腹立たしい。


 私のラーメンも運ばれてきた。


 湯気が立つ。

 見た目は素朴だ。

 過剰な装飾はない。

 スープを一口飲む。


 おいしい。


 醤油の香りがあり、油は軽い。

 塩気はあるが、強すぎない。

 出張の後の疲れた身体に、ちょうどよく入ってくる。


 麺をすくう。

 平たく、少し縮れている。

 口に入れると、柔らかいのに、だらしなくない。

 噛むと、場所によって少しずつ感触が違う。


 なるほど。


 不均一性。


 いや、違う。

 これは普通に食感。


 危ない。

 男の語彙が侵入している。


 隣では、男がまだ語っていた。


「青竹打ちという技法はね、単に麺を延ばしているのではない」


 でしょうね。

 あなたの世界では、単に何かをしているものは存在しない。


「青竹で打つ。体重をかける。リズムをつくる。これは、身体性を通じて麺に秩序を与える行為だ」


 青竹は、何を打っているのか。


 麺なのか。

 近代なのか。

 それとも、あなたの比喩の限界なのか。


「近代的な管理は、均一化しすぎる。すべてを測り、そろえ、誤差をなくそうとする」


 急に社会批評。


「しかし、現場には誤差が必要なんだ。誤差があるから、食べ手は注意を払う。注意を払うから、関係が生まれる」


 麺と関係を結ばないでほしい。


「青竹打ちは、誤差を管理する技術だ。誤差をなくすのではなく、食べられる範囲に収める」


 これは、ちょっと良い。


 いや、だめだ。

 良いと思ったら負けだ。


 私はラーメンをすすった。

 スープが軽いので、食べ進めやすい。

 出張先で食べるには、たしかにちょうどいい。

 重すぎると帰りの電車で眠くなる。

 軽すぎると、食べた気がしない。


 その中間。


 男なら、これを何と言うだろう。


 やめろ。

 考えるな。


 若い男性が言った。


「じゃあ、佐野ラーメンは、標準化しすぎない組織みたいなものですか」


 聞く側も育っている。


 私は箸を止めた。


 男は満足そうにうなずいた。


「近い。ただし、組織よりも少し自由だ」


 ラーメンの方が自由。


「組織は人間を配置する。しかし佐野ラーメンは、麺がスープの中で自分の居場所を探している」


 探してないと思う。


「それをスープが受け止める。具材が補助する。チャーシューは権威ではない。経験だ」


 チャーシューは経験。


「メンマは規範だ」


 なぜ。


「ねぎは変化だ」


 もう配役表。


 若い男性が、チャーシューを見つめていた。

 経験を食べる覚悟をしている顔だった。


 男はチャーシューを一枚、静かに持ち上げた。


「チャーシューが厚すぎると、ラーメン全体が過去に支配される」


 過去。


「薄すぎると、経験が継承されない」


 人材育成か。


「佐野ラーメンのチャーシューは、その中庸を知っている」


 チャーシューに徳目を与えるな。


 私は笑いそうになり、慌てて水を飲んだ。


 危ない。

 ここで吹き出したら、完全に敗北である。


 店内では、他の客が淡々と食べている。

 誰も男の話を聞いていないように見える。

 あるいは、聞こえていても、聞こえないことにしている。


 地方の人気店には、こういう処理能力があるのかもしれない。

 ラーメンを出し、客を回し、変な蘊蓄を空気に溶かす。


 男は、スープを一口飲んだ。


「うん。これは、佐野だ」


 でしょうね。


 前回は武蔵野うどんを食べて「これは、武蔵野だ」と言った。

 その前は蕎麦を食べて「これは、江戸だ」と言った。


 地名を言えば感想になると思っている。


 でも、現地で言われると少しだけ成立してしまう。

 そこが厄介だ。


 若い男性が、何かを思い出したように言った。


「そういえば、前に江戸前の蕎麦っておっしゃってましたけど」


 お。


 そこ行くの。


 私は内心で身を乗り出した。


「蕎麦の場合、厳密には江戸蕎麦とか、藪とか更科とか、そういう言い方の方が自然なんですかね」


 若い男性、成長している。

 ただ聞かされるだけの存在ではなくなっている。


 男は、少しも動じなかった。


「厳密には、そうだ」


 認めた。


「だが、私はあえて江戸前と言った」


 出た。

 あえて。


 この人の「あえて」は、だいたい後付けである。


「なぜですか」


 若い男性が聞いた。


「江戸前という言葉には、前がある」


 そこ?


「江戸の前。つまり、江戸に向かう姿勢だ。蕎麦を江戸前と言うことで、蕎麦が江戸に向かって立ち上がる」


 立ち上がらなくていい。


「厳密さは必要だ。しかし厳密さだけでは、文化は動かない」


 誤用を文化論で包んできた。


「用語は地図だ。だが、食べ物は移動だ。地図にこだわりすぎると、移動の感覚を失う」


 すごい。

 間違いを完全に旅にした。


 女性として、社会人として、私は一つだけ強く思った。


 この人、会議で絶対に論点をずらすのがうまい。


 若い男性は、納得したのか、していないのか、微妙な顔で麺をすすった。


 私は心の中で突っ込んだ。


 いや、普通に「江戸蕎麦」でよかったでしょう。

 しかもあなた、生まれも育ちも大宮でしょう。

 江戸に向かう姿勢って、ただの上り電車じゃん。


 男は続けた。


「大宮から見ると、江戸は目的地ではない。通過点でもある」


 また大宮。


「新幹線に乗れば北へ行く。在来線に乗れば都心へ行く。つまり、大宮は、江戸に向かうことも、江戸から離れることもできる場所なんだ」


 だから何。


「そこで育った者は、中心を絶対化しない」


 前回も聞いた。


「佐野も同じだ。佐野は、東京ではない。だが、東京から切れているわけでもない。北関東の入口にありながら、独自の麺文化を持つ」


 それはそうかもしれない。


「つまり、佐野ラーメンは、大宮から見たときに最もよく理解できる」


 そこまでは違うと思う。


 大宮、出しゃばりすぎ。


 私は麺をすすりながら、心の中で言った。


 この人の中では、関東の食文化が全部、大宮駅の路線図に貼り付いている。


 江戸蕎麦は南。

 武蔵野うどんは西。

 佐野ラーメンは北。

 このままだと、東に行ったら勝浦タンタンメンまで大宮で説明される。


 やめてほしい。

 いや、少し聞きたい。


 男は餃子を一つ食べた。


「餃子も重要だ」


 やっぱり頼んでた。


「佐野ラーメンにおける餃子は、補助線だ」


 補助線を食べるな。


「ラーメンだけでは見えない構造を、餃子が浮かび上がらせる」


 どんな構造。


「皮は包む。餡は内側にある。つまり、餃子は境界管理だ」


 もう嫌だ。


「焼き目は外部接点だ」


 焼き目に外部接点を持たせるな。


 若い男性は、餃子に醤油をつけながら真顔で聞いている。

 この人も、もうかなり危ない。


 私はラーメンを食べ終えた。


 スープを全部飲むか迷ったが、半分ほどで止めた。

 午後の仕事は終わっている。

 だが、帰りの電車で資料のメモをまとめるつもりだ。

 塩分を取りすぎると、頭がぼんやりしそうだった。


 男の声が聞こえる。


「最後にスープを飲むか残すか。ここに、その人の地域との距離感が出る」


 出ない。


「全部飲む人は、地域に身を委ねる人だ。残す人は、まだ帰る場所を持っている人だ」


 やめて。

 今まさに残そうとしている。


「出張者は、残していい」


 急に許された。


「なぜなら、彼らには帰りの電車がある」


 それはそう。


「スープを飲み干すことだけが敬意ではない。次に来る余地を残すことも、敬意なんだ」


 また、ちょっと良いことを言う。


 本当にやめてほしい。

 油断すると、普通にメモしそうになる。


 私は伝票を持って席を立った。


 男の席の横を通らなければ、出口に行けない配置だった。

 最悪だ。


 私はできるだけ自然に通り過ぎようとした。


 その瞬間、男がこちらを見た。


 目が合った。


 終わった。


 男は一瞬だけ考える顔をした。

 そして、あの蕎麦屋と武蔵野うどんの店で見たのと同じ、妙に確信のある表情をした。


「ああ」


 覚えてるの。


「以前、蕎麦屋で」


 やめて。


「それから、肉汁うどんの店でも」


 全部覚えてる。


 若い男性もこちらを見た。

 あ、という顔をした。

 この人も覚えている。


 私は曖昧に会釈した。


 社会人としての最小限の動作。

 これ以上、関係を深めてはいけない。


 男は言った。


「今日の佐野ラーメン、どうでした」


 聞かないで。


 私は一秒で回答方針を決めた。


 短く。

 評価は一般的に。

 比喩を使わない。

 地域論に入らない。

 大宮を呼び込まない。


「おいしかったです。出張帰りにちょうどよかったです」


 完璧。

 無難。

 閉じた回答。


 男は深くうなずいた。


「そうです。佐野ラーメンは、出張帰りにちょうどいいんです」


 拾われた。


「なぜなら、出張とは、非日常と日常の往復です。佐野ラーメンの透明なスープは、非日常を日常に戻す緩衝材になる」


 緩衝材。


 私の一言が、理論に組み込まれてしまった。


「帰る前に食べる。これは重要です。現地での情報を、身体の中で一度整理する。そうして初めて、人は報告書を書ける」


 やめて。

 帰りの電車で本当に報告メモを書く予定なの。


 若い男性が言った。


「ラーメンが、レビューの前処理なんですね」


 あなたはもう戻れない。


 男は満足そうにうなずいた。


「そう。佐野ラーメンは、出張後レビューの前処理だ」


 違う。


 私はもう一度、会釈した。


「失礼します」


 これ以上ここにいると、業務プロセスにラーメンが混入する。


 会計を済ませ、店を出た。

 外の空気は少し乾いていて、夕方にはまだ早い。

 駅へ向かう道には、低い建物と広い空があった。


 佐野まで来たんだな、とようやく思った。


 仕事は終わった。

 ラーメンも食べた。

 あの男にも会った。

 最後の一つは不要だったが、もう起きてしまった事実である。


 駅のホームで電車を待ちながら、私はスマートフォンを開いた。

 帰りの車内でまとめるため、今日の打ち合わせメモを確認する。


 部門間の認識差。

 設備更新の影響範囲。

 標準化すべき業務と、現場裁量を残す業務。

 次回までの整理事項。


 私は、無意識にこう打ちかけた。


「標準化と個別最適の均衡点をうまく設計する必要がある」


 止まった。


 これは、業務用語としては普通にあり得る。

 あり得るが、さっき男が麺について言っていた。


 私は一度消した。


 少し考え、別の表現にした。


「共通化する業務と、拠点ごとの判断を残す業務を切り分ける必要がある」


 よし。

 これは安全。


 しかし、その下にもう一行、指が勝手に動いた。


「青竹打ち型の設計思想は避ける」


 私は慌てて削除した。


 危ない。


 本当に危ない。


 電車がホームに入ってきた。

 ドアが開く。

 私はバッグを持ち直し、車内に入った。


 窓の外に、佐野の街がゆっくり流れていく。


 ラーメンはおいしかった。

 男の話は変だった。

 ただ、変な話ほど、なぜか一部だけ残る。


 透明なスープ。

 不均一な麺。

 標準化と個別性。

 帰る前の前処理。


 私は窓に映る自分の顔を見た。


 少し疲れている。

 少し満腹。

 そして、少し感染している。


 そのうち、会議で本当に言ってしまうかもしれない。


「この案件は、佐野ラーメン的に考えると」


 絶対にだめだ。


 私はスマートフォンを閉じた。


 車内アナウンスが流れる。

 次の駅名を聞きながら、私は心の中でつぶやいた。


 大宮で乗り換えるのだけは、今日は妙に嫌だった。

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