お風呂場で自己紹介する巫女ズ
ステータス開示によって冤罪が晴れた私は2Pカラーが巫女二人と一緒に入浴したがっていたこともあり、半ば強制的に巫女二人をメイドさんたちに命じて拉致の上、剥かせて文字通り浴槽に強制的に『放り込んだ』。
プール並みに馬鹿でかい浴槽だからできる芸当だ。
なお、深さは普通の前世の温泉施設と同じようなものだから投げ方を誤ると普通に怪我しそうなものだが、そこはさすがメイドさん。
ちょうどよい角度で二人を投げ入れていた。
水しぶきを上げながら風呂に沈む巫女二人。
この馬鹿デカ浴場&浴槽はモッさんを選んでよかったと思えるメリットだな。
そして私と2Pカラーも服を脱いで後を追うように浴槽へ。
もちろん浴槽に入る前にかけ湯で身体を軽く流すのは忘れない。
まあ巫女二人がそのまんま投げ入れられてるからあんまり意味はないが、気分の問題だねこれは。
「ふぅーやっぱ広い風呂は最高だなぁ」
「これが、心地良いなのですか?お姉さま」
「あぁ、足を延ばして暖かい湯に入るのは最高だぞ2Pカラー」
「なるほど……人間はこのような洗浄方法で快適さを感じるのですわね」
2Pカラーに受け答えをしながら巫女二人の方に視線を向ける。
「「……………………」」
放り込まれた巫女二人はまだ若干の疑いの目線が隠せない様子。
少し睨んできてもいる。
しかし全裸で睨まれても何の迫力もない。
そう、メイドさんに剥かれて放り込まれたので全裸である。
私の目の前には形のきれいなツンときれいなさくらんぼが咲いている丁度良い大きさの美乳と円錐型のド迫力おっぱいがある。
なお、私と同じ体系の2Pカラーのでかいおっぱいもある。こちらはディアドロップ型。
目の前に広がる前世のころだったら狂喜乱舞するであろう絶景。
しかし今の私は何もうれしくない。
ちょっと自分以外の美少女の裸なら多少興奮するかなと期待していたのだけど、完全に脳は女になってしまったんだという事実に少しへこむ。
2Pカラーの方は私に待てをされているので大人しく浴槽のお湯を不思議そうに触って待っているが、2~3分もすれば待てができなくなって二人にまくしたてるように質問攻めをするだろう。
その前に二人の緊張を少しほぐしたいが、どうした者か。
うーん、なにかこうとっかかりになりそうなキャッチ―な話題はないかな。
頭に手を当てて考えるともこもことしたお団子ヘアー。
目の前の巫女二人と2Pカラーも同じように長い髪がまとめられている。
そういえば長さに違いはあれど、私含め4人全員ロングヘアだなぁ。
この話題でいいか。
「そういえば転生前に見た温泉マナー記事で長髪の人は温泉に髪をつけないようにまとめるべしってあったけど、あれどっちかというとアルカリ性の温泉とかで髪が痛まないためにやるやつっすよね?あと単純に濡れた髪が身体に張り付くと不快」
「あー確かに、アタシも初エッチのあと髪まとめないでお風呂入ったんだけど湯船から上がる時に髪がバーコード状に肌に張り付いて超不快だった」
イケメン付きの巫女が私の話題に乗ってくる。
「ウチは前世はショートヘアだったし、今も3人ほど長くないからあんまり気にしたことないなぁ」
もう一人の方もつれた。
確かに男の娘付きの巫女さんの方はこの中で一番短めだ。大体腰の真ん中あたりくらいの長さだろうか。
「でも髪ブラできるならやりたいって思わない?」
私はやった。
心のチンチンは反応しないけどやってみると結構楽しかった。
でもおっぱいに張り付いた髪の毛が乳首を引っ張って結構不快だった。
多分一回やればもういいや的な感じ。
私の提案に男の娘付きの巫女さんは少し考えこみ、そのあと一言。
「翔太君好きかなそれ」
「男であれが嫌いなのはいないのでは?」
脳が女になっても記憶で記念に一回やる程度には好きだと思う。
「ウチ前世も女だったから分からないなー」
そう言って浴槽に肩までつかる男の娘付きの巫女さん。
「巫女の前世って全員男って訳じゃなかったんだ」
なんか女神の口ぶり的に全員男だと思ってた。
「正真正銘、混じりっけなしの女だったよーウチ」
「なら私とそこのイケメン付き巫女は前世男だけど、こう……裸見せるのはいいの?えーと……」
「そういえば名乗ってなかったね。ウチはサフィ・ズムユーリ。翔太君の巫女だよ」
「前世女だったのにイケメン君選ばなかったの?」
そういう私のセリフがサフィさんの何かに刺さったのか、急にざばぁと立ち上がってサフィさんが叫ぶ。
「ウチ、前世ガチレズだったから男とか無理!!」
「翔太君ちんちんついてるのでは?」
「ちんちんついてるけどそれ以外は完全に女の子じゃん!!!」
凄いガンギマリの顔で力説するサフィさん。
そ、そうですか。
まあ、満足しているんならいいんじゃないでしょうか。
「あ、ちなみに貴女もリバさんももう身体女だし、記憶が男ってだけだからウチは全然気にならないよ」
そっすか。
「じゃあイケメン君を選んだのは……えーと」
「リバ・ニチョよ。別にケイさんが残り物ってわけじゃないわよ?アタシとサッちんは転生前にちゃんと話し合ってどっちがどっちの巫女になるか決めたし」
そう言って私よりもでかい胸を自信満々に張るリバさん。
ほぅ、ということはリバさんはバランス型の選択をしたってことか。手堅いな。
「アタシ前世ゲイだったから女の身体も手に入ってもう最高」
一番マッチングしてるのこの人じゃん。
え? とすると私以外の巫女二人は片方はチンチンついててもほぼ美少女の男の娘で大勝利で? もう片方はそもそもゲイでイケメンバッチ来いで大勝利ってコト?
「つまり今回の巫女側転生で不本意な状況なのは私だけってコト?」
「まぁ……」
「そうなんじゃ、ないかしら?」
思わず俯きながら絞り出すように聞く私。
それに気まずそうに返す二人。
「………………」
あ、たぶん今、私目の焦点合ってないな。
「あ、あの……ヴィー、様?」
おずおずと私の肩に触れるサフィ。
「な、なんというか……ドンマイ」
手を合わせながらなんとか励まそうと困惑気味に言うリバ。
男の脳だったらなー。可愛いから許したんだけどなー。
でも二人が悪いわけじゃないしなー。
でも今の私は脳が女で、全然響かないしむかつくから許さん☆
「2Pカラー、二人に凸っていいよ」
「質問解禁ですわー!!!」
私のGOサインを受けて飛び掛かるような速さで二人に突進する2Pカラー。
勢いよく動いたことにより派手におっぱいはぶるんぶるんと揺れているが心のチンチンは無風。
「「ぎゃーーーー!?!!?」」
サフィとリバが悲鳴を上げているが知らん。
あぁチクショーめ。
本作のネームド女性キャラ、TS (ヴィーさん)、無機物 (2Pカラー)、前世ゲイTS (リバ)、レズ (サフィ)とニッチ系ヒロイン特化構成……。
あ、そうそうあと2回くらいはお風呂回続きますよ。




