ムケチン軍団加入の儀式
これもまた毛色が変わった日常の一コマです。
「じゃあ、ムケチンの仲間になりたいというタカシの割礼を始める。」
リーダーのトシちゃんが宣言した。孝志は怯えながらも、覚悟した目つきでズボンとパンツを脱いで、椅子に腰掛けた。タカシのチンコは、大柄な身体に似合わず、まだ子供のようで、小指くらいのサイズだったけど、根元にチョボチョボと毛が生えかけていた。また、少し大きくなりだした亀頭の形が皮を通して浮きでていて、全体の雰囲気は僕たちのチンコと似たような感じだった。・・・きっとこれくらいが中1の平均値なんだろう。
「タカシ、ここ自分で剥いたことある?」
「やっ、やったことない・・・。」
トシちゃんは、チンコの皮を剥くとき、必ずこれを確認する。そしてやったことがないと言うと、ものすごく慎重に、少しずつ少しずつ、そっと皮を剥く。
「癒着しているのを剥がして亀頭を剥き出しにするから、ちょっと痛いかもしれないよ。それに剥いたあとは、しばらくヒリヒリピリピリして辛いと思う。我慢できる?」
タカシが微かに頷くのを確認すると、チンコの先端から爪楊枝の後ろ側を突っ込んで、皮と亀頭の間をそっと剥がしていく。タカシは椅子の肘掛けを力一杯握りしめ、眼をぎゅっと閉じて、「あっ、いっ、痛っ、痛たたっ、ひっ、あっ。」と涙を浮かべながらも、トシちゃんにされるのを必死で耐えている。僕はこれをやらなくても皮が剥ける状態だったんでわからないけど、ブルブル震えているところを見ると、痛みや恐怖がかなり強そうだ。
爪楊枝をくるくると回していたトシちゃんが、「ま、こんなもんかな・・・。じゃ、いよいよ皮を剥くからね。」と言うと、少しずつ皮を根元のほうに引っ張りだした。皮の先っちょが細い子だと、ここでうまく皮が剥けないこともあり、そういうときは、トシちゃんは決して無理をしない。一気にグイッと剥いて、もしチンコが首吊り状態になっちゃったら、最悪チンコが腐ってとれちゃうからって言って、何日も何日もかけて、少しずつチンコの皮を引っ張って伸ばすようにする。これまで僕たちの仲間で一番時間がかかったのはトオルで、亀頭をすっかり剥き出しにするために3週間もかけたんだ。(その間、トオルは毎日のようにトシちゃんの家に通っていた。まるで進んで拷問を受けているみたいだった。)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
僕たち川西小学校から東根中学に進学した生徒で、小学校時代から仲が良かったやつらが集まってグループをつくったのは、GWの頃だった。中学に入ってクラスはバラバラになったけど、小学校時代からよく一緒になって遊んでいたんで、何となくまた同じメンバーで集まってつるんでいるうちに、自然とグループになった。
このメンバー、普通に気が合って仲が良いというだけでなく、実は一条聡君(通称「トシちゃん」)を中心として、エッチなこと、エロいことを愉しむ秘密のグループという色合いが強かった。特に小5の頃からは、放課後や休日に集まって遊ぶときなど、普通に校庭や公園で遊んだり、ファミコンを持っているヤツの家に押しかけたりもしたけど、それよりもエッチなこと、性のことを話したりすることのほうがずっと多かった。というか、皆、それを目的に一緒に遊んでいたようなものだった。最初はメンバーがそれぞれの体験談(といっても、せいぜい兄姉や年上の従兄弟などから聞きかじって来た)を話したり、新たに仕入れてきた知識を自慢げに披露したりしたんだ。そういうとき、誰よりも知識豊富で皆の疑問や興味に的確に答えてくれたのは、トシちゃんだった。それも、僕たちのように、あやふやな噂話とかではなく、教科書以上に正確な知識を詳細に説明してくれる。それはどう考えても自分で体験しなくては、知りようもないようなこと、例えば女子の身体の構造や、成長と変化とか、女子の性に関する知識、そんなこともすべて丁寧に、何の迷いもなく解説してくれた。トシちゃんには弟と妹がいるんだけど、二人ともまだ小さいんで、この二人から知識を得たとは考えにくい。
トシちゃんは童顔で小柄な身体なのに早熟で、小6のときには既にチン毛が大人と同じくらいボウボウもじゃもじゃだった。しかも父さんよりも一回り以上大きいチンコは先端が完全に剥けていた。僕は知らなかったんだけど、あとで聞いた話だと、小5の春休みにはもうチン毛が生えていたらしい。また、腋毛も小6になる頃にはすっかり生え揃っていて、去年の夏に小学校へタンクトップを着てきたときなどは、授業で手を上げると、ボウボウもじゃもじゃの腋毛がいやでも目についた。いや、小6の夏のプールの授業で、トシちゃんの立派な腋毛はクラスの男女全員が知ることとなり、あのときはクラスでちょっとした話題になったりもしたんだ。だって腋毛があれだけフサフサだということは、チン毛はそれより先に、もじゃもじゃのフサフサだということで、しばらくは女子の話題を独占していたっけ。(トシちゃんは、チン毛と腋毛はフサフサだったけど、それ以外のヒゲとか胸毛とか脛毛とかは殆ど生えていない。)
でも、トシちゃんは「そんなの、大人になれば男女問わず誰でも生えるもんだろう?・・・生え方には多少の個人差はあっても、そんなに変わらないよ?」とか、「早熟の子や奥手の子で多少早かったり遅かったりしても、大人になれば皆一緒だよ。」といって、毛が生えていることを隠そうともしなかったし、プールのとき裸になって着替えるのも堂々としていて、僕たちみたいに必死でタオルを巻いて隠したりはしなかった。見られていても平気でパンツを脱いだりして、「同性に見られても別に恥ずかしくはない。」という大人の態度だった。
あと、トシちゃんのチンコは大人よりも大きくて、学校指定の海パンを履くと、サポーターを履いても隠せないくらい前が大きくモッコリしていた(多分先生より大きかった)。しかも、ときどき思い切りテントを張っていることもあった。そういうときは、海パンに剥けた先っちょの裏側の形がクッキリ浮きでていた。でも、トシちゃんは特に気にする様子もなく、女子が顔を赤くして眼を背けても、「そんなの自然現象なんだから、気にするほうがいやらしいんだ。」って言って常に自然体だった。
トシちゃんは、5年生のときから、もうオナニーをしていたんだって話していた。僕たちと一緒にエッチな話をするうちに、当然だけど射精とかオナニーとかが話題になり、僕たちがまだ誰もオナニーをやったことないと言うと、小6の夏休みが終わる頃に、トシちゃんがオナニーについて教えてくれることになった。というか、僕とケンタは夢精したことがあったけど、他のやつらはそもそも射精したことすらなかったんで、オナニーとか射精とかが、どんなことなのか、皆、知ったかぶりで話をしていても、実際には何もわかっていなかった。
それで、トシちゃんは僕たち仲の良い6名ほどを自宅に集めて、まず自分でオナニーするところを見せてくれて、そのあとで僕たち全員に、オナニーの仕方を教えてくれたんだ。
僕とケンタは夢精で自分の精液を見たことはあったけど、朝起きたときにパンツの中がベトベトになっていて気持ちが悪いだけで、夢のことなんて覚えているわけがない。また、あたりまえだけど、実際に射精する瞬間がどうかなんて寝ていてわからないし、教科書には書いていない。射精は気持ちが良いということは教科書にもちょっとだけ書いてあったし、噂話としては聞いていたけど、経験したことがないから想像するしかなかった。それで、トシちゃんが射精する瞬間に、あんなに喘いで気持ち良さそうに「あっ、ぁあっ、ィクっ、イクイクっ、イックーーっ。」と大声で叫びながら手足をピーンと突っ張り、ビクビク痙攣してドピューって凄い勢いで白いのを吹き出すのを初めて見て、僕たちは全員、声も出せずビックリして固まっちゃったくらいだ。
次に僕たちがやってみる番になった。最初、誰もうまくできなくて、皆、ぎこちなくチンコを握るだけだったんだけど、トシちゃんが一人ずつ、手を添えて軽く握りシコシコ扱く方法を教えてくれたんで、僕とケンタ以外の4人は、そのとき初めて射精した。僕とケンタも、眼が覚めている状態で射精したのは初めてで、射精した瞬間、こんなに気持ちが良いことだったのかと驚いた。だってもう腰からチンコまでがとろけちゃって、腰が浮いてビクビク痙攣し、最後は腰が抜けて立てなくなっちゃったんだ。頭が真っ白になって、何も考えられなくなり、ヒロシにいたっては、初射精(これ「精通」っていうんだって、性教育の時間に習っていた)の瞬間に、泡を吹き白目を剥いて気絶しちゃったほどだ。射精って、まるで魂がドロドロに溶けて、全部チンコから吹き出したみたいだった。
世の中に、こんなに気持ちの良いことがあるなんて、全然知らなかった。この気持ちの良さを知ってしまったら、外で遊んだり、テレビを見たりマンガを読んだりファミコンしたり、そんなこと、目じゃないほど、僕はオナニーにどっぷりハマって、毎日何度もオナニーをするようになっちゃったんだ。中毒になっちゃったみたいで、ちょっと怖かったんだけど、オナニーはお酒やタバコと違って身体に害はないし、疲れれば射精できなくなるから、いくらやっても大丈夫だってトシちゃんが解説してくれたんで、僕たちは心置きなくオナニーに励んだ。そんな僕たちをトシちゃんは、まるでオナニーを覚えた猿のようだと笑っていたけど、そのトシちゃんだって毎日オナニーをしているんだから、人のことは言えないだろう。これは僕たち仲間内だけの秘密なんだ。(でも、トシちゃんによると、思春期にさしかかった男の子は、誰でも毎日のようにオナニーするのが普通で、逆にしないとダメなんだってさ。トシちゃんの言うことだから、きっと理由があるに違いないけど・・・。)
こんな凄いことを教えてくれるトシちゃんは、僕たちのリーダー、いやヒーローだった。僕たちは自然とトシちゃんの言うことは何でも聞くようになっていた。
トシちゃんは小柄で、見た目は小4か小5くらいの雰囲気だったけど、勉強は凄くよく出来て、いつもクラスで一番、いや、学年でも一番だった。運動は平均的だったし、あまり目立つのは嫌みたいで静かにしていたから、学級委員とかリーダーとかになることはなかった。でも、いつも落ち着いていて、どんなときでも、どんなことがあっても平然としているし、困ったことが起きると、必ず解決策を考えてくれる。それは殆どの場合、先生でも考えつかないような名案ばかりで、勉強ができることもあり、先生からも一目置かれていたんだ。
それはともかく、トシちゃんのオナニー講座があまりに刺激的だったせいか、それからの僕たちは、集まれば必ず性のこと、エッチなこと、男女のこと、そういった話ばかりするようになった。というか、このグループの皆の関心はすべて、性に関することになった。勿論、普通に遊ぶことも多かったけど、そうして遊んでも、必ず最後は性の話題、エッチな話になり、皆で一斉にオナニーをすることが多かった。(家の中は勿論、外で遊んでいても、公園や空き地の片隅で、皆が揃ってオナニーするなんてこともたまにあった。)
オナニーをするとき、トシちゃんは僕たちにいろいろな注意とかも教えてくれた。まず、手を綺麗に洗ってからすること、他の人には見られないように気をつけること(これは言われなくてもわかる。もしお母さんに見られたりしたら、軽く死ねる自信がある)、射精した精液はきちんとティッシュで拭き取って、ビニール袋に入れてしっかり口を縛ること(そうしないと臭いが酷くなる)、その他、エッチな本とかの入手方法みたいな実用的なことも話してくれた。それで小学校を卒業する頃には、僕たちはエッチな秘密を共有する本当の意味での仲間となった。皆、自分の身体の変化や経験、好きな女の子のこと、あるいは好きな女の子のタイプや、何をオカズにするかなど、すべて隠さず話し合った。これは、僕たちが丁度、中学生になり、次第に成長して、いよいよ思春期に入ってきたこととも関係があったのかもしれない。
トシちゃんは、「少し早いかな?」と言いながら、セックスについての知識も詳細に話してくれた。将来、僕たちに好きな女の子ができて、いざセックスをすることになるかもしれないときの注意というのを、これもまた懇切丁寧に教えてくれた。キスの仕方とか、キスのときの舌の動きなんかも、全部教えてくれた。それだけじゃなくって女の子との付き合い方とか、女の子には、やさしくしなければいけないことや、力ずくでセックスするのはレイプといって強盗と同じくらい重い犯罪になること、スカートめくりだって、小学校の低学年までならともかく、中学生になったら痴漢と一緒だから、もう絶対にやってはダメなこと、そんな大人としての知識や常識を正確に教えてくれた。勉強から性のことまで、僕たちが一番知りたいこと、知らなければならないことは、トシちゃんに聞けば何でも完璧に教えてくれた。
たとえば、女の子にやさしくできないヤツは嫌われちゃうから、いつまでたっても彼女ができない(つまりセックスなんてできっこない)ということを、女の子の立場とか、女の子の気持ちなんかも含めて、僕たちにもわかりやすく説明してくれた。その上で、いずれ恋人同士となり、二人で納得してセックスするにしても、射精できるということは、避妊をしないと子供ができちゃって大変なことになること、そういった女の子の身体についても、生理と妊娠の関係とか、妊娠のしくみと避妊の方法、さらに女の子を気持ち良くさせる方法なんかまで、全部わかりやすく解説してくれたし、いずれコンドームのつけ方も教えてくれるらしい。(トシちゃんに相談すれば、コンドームを分けてくれるって言っている。)
そんなトシちゃん自身は、特定の女の子とは付き合っていないと言っていたけど、トシちゃんのことを好きな女の子は、クラスや学年を超えて何名もいた。身体は小さいし、特別イケメンというわけではないのに、頭が良くて大人の雰囲気で、いつも落ち着いていて頼りになる。女の子にモテる要素は沢山あるんだ。前に、「トシちゃんは、そういった子と、もうセックスをしているの?」と聞いたら、何となく笑ってはぐらかされちゃった。・・・まさかね・・・?
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
トシちゃんのチンコは、お父さんのチンコよりもずっと大きくて、しかも先端が大人のチンコみたいに剥き出しだった。聞いた話だと、小さいときから自分で剥いて洗っていたらしいんだけど、小5になってオナニーを覚えてからは、いつも皮を剥いて亀頭を直接こするようにしていたら、冬休みには普段でも剥けているようになってきて、6年生に上がる頃には、もうどうやっても皮が戻らなくなったんだって。(無理やり皮を被せても、手を離すと自然に剥けた状態になっちゃうんだって言ってた。)性教育のときに、大人になるとチンコの先の皮が剥けてくるということは一応習っていたけど、教科書にほんの1行書かれている知識と、実物を見て、自分のチンコやもう剥けている他人のチンコで試してみるのでは、随分と違った。なにせクラスの友達どころか学年全体でも、トシちゃん以外でチンコの皮が剥けているヤツなんて、どこにもいなかったんだ。僕たちの仲間では、僕とケンタのチンコが、最近皮が剥けるようになってきた。トシちゃんに次いでチンコが大きくて、毛もボウボウに生え揃っているケンタは、チンコが勃っちゃうと、勃ってる間だけは剥いた皮が戻らなくなってきたけど、僕はまだチンコが勃っても、手を離すと剥いた皮がひとりでに被っちゃって、子供チンコに戻っちゃうんだ。でも、僕とケンタはまだ良いけど、他の奴らはそもそも皮を剥こうとしても、なかなか剥けない。皮がひっついているような、あるいは皮の先端のところが細くて、チンコの先端(亀頭っていうらしい。これは性教育のとき、聞いたことがある。)の一番太くなって張り出している部分(ここはカリ首って言うんだって。そんなのどこにも書いてなくて、全部トシちゃんに教えて貰った。)が乗り越えられないみたいだ。
トシちゃんが言うには、石鹸をつけてお風呂で少しずつ剥く練習をするのが良いことや、張りついている皮を亀頭から剥がすようにするのは良いことだけど、皮の先端のところが細いのに無理やり引っ張って剥くと、亀頭が首吊り状態になって大変なことになるって、散々脅された。
だから、剥くときは本当にそっとやって、もし無理に剥いて首吊り状態になっちゃったら、すぐに救急車を呼ぶこと、そうしないとチンコが腐ってダメになっちゃうって、何度も繰り返して注意をされた。それで最初は怖くなって、皆自分で剥くのは躊躇っていたんだけど、やはり剥かないと、いつまでたってもチンコが成長しないし、それにチンコを剥いてオナニーするのは、皮の上から扱くより、ずっと気持ちが良いし、将来セックスをするときの練習にもなるから、皆も覚えると良いってトシちゃんに勧められたんで、皆で皮オナニー(これもトシちゃんに教えて貰った言葉だ)を卒業しようって頑張ることにしたんだ。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
そんな僕たちも中学生になった。中学に入って、最初は皆、猫を被っていたり、新しい授業の進め方(先生が科目ごとに全部違うというのは勝手が違った)に戸惑ったり、部活に入ったりと、それぞれ大変で忙しかったんだけど、GW頃になると、皆、新しい生活にも慣れてきて、また仲の良いメンバー(というか、小学校時代のエッチなグループ)で、一緒につるんで遊ぶようになった。特に中学に入って、僕たちの身体も皆、相応に成長してきたんで、トシちゃんに相談したり、教えて貰ったりすることはどんどん増えてきた。トシちゃんは小学校時代から学年で一番勉強ができたけど、中学生になっても学年でトップをキープしていて、勉強についても教えてくれたんで、僕たち小学校のワルガキ仲間も何とか落ちこぼれずに授業について行くことができた。それに何といっても、中学に入って、身体の発育とともに、ますますエッチなことや性に関することについて興味が強くなってきて、休み時間の話題は殆どエッチなことになってきたんだけど、そういうとき、正確な知識と情報を圧倒的に沢山持っているトシちゃんの存在は、僕らの後ろ楯というか、守り神のようだった。僕たちは皆、わからないこと、困ったことがあれば、まずトシちゃんに相談するようになっていた。
それで、ますます僕たちグループの結束は強くなってきたんだけど、そのうち、何かグループに共通する印のようなものができないか、グループのメンバーだけの秘密の目印をつくろうという話になり、これもトシちゃんに相談したところ、そんなに仲間の印が欲しいなら、全員、チンコを鍛えて完全なズル剥けのムケチンになろうということになった。
トシちゃんが言うには、いずれ大人になれば、誰しもムケチンになるのが普通だし、逆にそうならなくて(なれなくて)悩む子も多いから、早くからムケチンになっちゃえば、それがひとつの資格というか、通過儀礼(この言葉もトシちゃんに教わったんだ。日本でも外国でも、昔からよく見られる習慣で、海外だとバンジージャンプなんかが有名らしい。日本だと、田舎に残る風習とかで、裸祭とか肝試しみたいなものがあるんだって。何をするかはその地域で違うけど、ようするに度胸を示して周囲の人から大人として認められるための試練ということだ。)として、良いのではないかと言われ、全員で賛成した。
日本ではあまりやらないらしいけど、チンコの皮を剥いちゃうのは、割礼といって、海外では一般的な通過儀礼だって言われて、それをもって大人の仲間入りとなる(多分、もともとはこれで結婚してセックスしても良い印なんだろう)というのが、何となくカッコ良く感じたんで賛成したけど、あとで聞いたら本当はチンコの皮を切り取る手術をするんだというので、皆、決めたあとでビビって青くなったんだ。でも、トシちゃんはそんな怖いことを考えてはいなかったようで、皮をとにかく何とか剥いて、首吊りにならないようになったなら、その状態でトイレットペーパーの芯の部分を使って、カリ首の部分につっかえ棒をするみたいにして、皮が被らないように(戻ろうとしても戻れない状態にして)絆創膏やガムテープで固定してしまい、常に亀頭を剥き出しにしておくというものだった。
「最初はヒリヒリして痛いよ?」と言われたけど、その位は我慢しなければ、グループの結束を高めるための試練にはならない。丁度良い通過儀礼(しかも場所が場所だけに、他人にはまずバレない)というのも魅力的だった。それで、GWの最後の日に、僕たち6人全員でトシちゃんの家に行って、この割礼という処置を受けたんだ。といっても、さっき述べたとおり、この段階で剥いたことのあるヤツ、または簡単に剥けるヤツは僕とケンタの二人だけで、後の子は皆、剥いたこともないし、そもそも簡単には剥けなかった。それでトシちゃんは、時間をかけてそいつらのチンコの皮を少しずつ剥くことにして、結局、全員の処置が終わったのは5月も末頃だった。
「痛かったり、我慢できなかったら、トイレロールや絆創膏はいつでも外して良いからね。そもそも、風呂に入るときは外すだろうから。・・・風呂から出たら、自分でまた着けられれば良いけど、難しければ翌日の放課後に僕の家に来てよ。簡単なことだから、学校でやっても良いけど、人目があるから自宅のが良いかな?・・・あと、オナニーするときは、固定しているロール芯を外しても外さなくても、どっちでも構わないけど、亀頭は必ず剥き出し状態にしてローション・・・例えばベビーオイルとか、なければ唾で代用できるけど、石鹸は使わないようにね。剥いたばかりの粘膜を石鹸でこすると、刺激が強すぎて痛くなっちゃうから・・・、を使って、亀頭を直接こするように心がけてね。皮オナニーはもう絶対しないようにね。」
トシちゃんが言ったとおり、皮を剥いたままにして、その状態をトイレロールの芯と絆創膏で固定すると、亀頭の粘膜がパンツに擦れてヒリヒリして、最初は我慢できない位だった。痛くて辛いというより、チンコの先端がヒリヒリして違和感が物凄く、こんなの絶対に慣れないと思った。また剥き出しにした亀頭の表面は粘膜の状態だから、シコシコすると痛くて、しばらくオナニーはできなかったんだ。けど、剥いた状態を数日続けると、ヒリヒリやピリピリは収まってきて、それとともに亀頭の表面が乾燥して普通の皮膚のようになってきた。さらに1週間程度したら亀頭の皮膚が慣れて強くなったのか、ベビーオイルをつけて亀頭を直接擦るのは、物凄く気持ちが良くなってきた。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
GWを過ぎる頃になると、他の小学校から進学してきた子で、僕たちのグループと一緒に遊ぶようになった子が何名か出てきた。僕たちも別に小学校が違うからっていって、差別することはなかったんで(そういう行為はトシちゃんに厳しく注意され、万一見つけたらもう友達じゃないからと言われた)、僕たちのエッチな会話、なかでもトシちゃんの圧倒的な知識を目当てに、中学に入ってから僕たちと仲良くなった子たちも僕たちの仲間としてグループに正式加入したいって言い出したんだ。
別に正式加入しなくても、小学校からの仲間と何らかわりなかったんだけど、僕たちがそう説明すればするほど、中学からの友達は僕たち川西小出身のメンバーには、他小からの友達に隠している秘密のサインがあるんだと勝手に誤解するようになって、必死で聞き出したらしい。それで最初に述べたとおり、その中のトップバッターとして第二小学校出身のタカシが割礼の儀式を受けたいってトシちゃんに頼み込んだんだ。
勿論、トシちゃんには拒む理由もないし、どこの小学校出身だろうと、一人でも多く、少しでも早くムケチンになることは、良いことだっていうのがトシちゃんの持論だったから、それならとタカシも、この儀式を受けることになった。丁度、夏休みが終わる頃だった。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「どう?・・・痛くない?・・・全部剥けたけど大丈夫?」
「うっ、うんっ、この位ならなんとか我慢できる・・・。」
「じゃあ、これで固定するからね。」
そう言うとトシちゃんは、トイレットペーパーの芯の部分を鋏で切って、タカシがチンコを思い切り引っ張って伸ばしたときの竿の部分だけをカバーする長さに加工した。またトイレットペーパーの上側を縦に切り開いて、直径を変えられるようにすると、それをタカシのチンコにピッタリと巻きつけるように装着し、絆創膏できっちり巻いて外れないようにした。タカシのチンコは、根元からカリ首のところまでをトイレットペーパーの芯を加工したギプスで固定され、ギプスの先端から亀頭だけが顔を出している。そのギプスは剥き出しにしたチンコのカリ首にきっちり嵌まっているので、つっかえ棒のようになっていて、絆創膏を外さないと絶対にチンコから外れないようになっていた。基本的には、僕たちが受けたのと同じ処置だった。
「これで完成だ。このままパンツを履いて、今日は風呂に入るまでは、このままにしておいて。」
「最初はヒリヒリしたり、パンツに擦れて痛いかもしれないけど、なるべく我慢して。でも、どうしても我慢できないときは外しても構わないよ。」
「・・・大丈夫・・・。頑張る・・・。」
「風呂に入るときは外して構わないから。その後、また自分で装着できればそれでも良いし、難しければ僕のところに来てくれれば、いつでも装着して固定してあげる。・・・とにかく、一日二日でどうにかなるものじゃなくって、剥き出して固定した状態を数カ月単位、もしかすると一年単位で継続していれば、必ずムケチンになれるから。」
「ただ、絶対に守って欲しいのは、今後オナニーするときには、必ず皮を剥いた状態で、皮が被らないようにおさえて、亀頭を直接シコシコするようにして欲しいんだ。・・・ギプスはつけたままでも、外しても、どっちでも構わないけど、とにかくオナニーするときは亀頭を直接刺激するというのを徹底して。そうすると、刺激を受け続けたカリ首が発達して、皮が剥けた状態で固定されるのが早くなるんだ。僕たちは今、ちょうどチンコが育つ時期なんで、このタイミングで刺激を加え続けるとムケチンになり易いんだ。」
「皮を剥いて亀頭を直接刺激すると、最初は違和感があるかもだけど、慣れると皮オナニーよりもずっと気持ち良くなるんだよ。」
「オナニーのときはカリ首を集中的にしごいて、射精中も手を止めないようにね。」
それ以外にも、トシちゃんは僕たちが割礼を受けたときに話した注意事項を次々に説明した。タカシは真剣な表情で、聞き漏らすまいと必死に頷いていた。これでタカシも、冬休みまでには僕たちムケチン軍団の仲間入りができるに違いない。と言うのも、割礼の後、僕たちはトシちゃんに言われたとおり、オナニーでは皮を根元に引っ張っておさえてから、亀頭を直接シコシコするようにしていたところ、皆、2カ月程度でカリ首のところが大きく発育してきて、皮が戻りにくくなってきたんだ。きっとタカシも、2~3カ月もすれば、僕たちと同じようにカリ首が発達して、そのうち剥けたままになるに違いない。
僕たちはまだ中1なんで、これからチンコも、もっと大きく育つだろうし、そうすれば父さんみたいにズル剥けで黒光りする立派な大人チンコになれるんじゃないかと、皆、期待している。トシちゃん以外、クラスで、いや、部活の先輩を入れても、チンコが完全に剥けているヤツなんて、まだ一人もいないみたいだから、このまま発育した僕たちが1年生でズル剥けチンコになるなら、これはかなり自慢できるんじゃないかな。
リーダーのトシちゃんを中心に鉄壁の団結を誇る僕たちは、学年を超えて有名になりつつある。冬休みのスキー教室のときは、皆でクラスのやつらにムケチンを見せびらかすことにしようと密かに計画している。中1にして、ズル剥けのチンコが8本(もっと増えているかも?)も揃うのは、かなり壮観に違いない。きっとムケチン軍団とか、評判になっちゃうだろうな。僕たちの仲間になると、チンコが剥ける!・・・そういう噂がたつんだろうか?・・・それとも、僕たちの仲間になるには、チンコを剥く必要がある、そういう話になったりして・・・?
思春期真っ只中の僕たちにとって、チンコの発育具合、なかでも剥けているかどうかは、最大の関心事だ。やれ、誰それのチンコはもう半剥けになったとか、誰それのチンコはまだドリチンだとか、そんな話題ばかりだ。ズル剥けのムケチンになった僕たちは、クラスカーストのトップに君臨している。(ただし、他人を下に見るような素振りは、トシちゃんに厳しく注意される。だからこそ、クラスの皆はとても仲が良く、和気あいあいとして楽しい雰囲気だ。)
それもあって、僕たちの仲間になりたいという生徒は、クラスを超えて引きも切らず、あのあと毎日のようにトシちゃんに割礼をして欲しいという要望があるそうだ。トシちゃんも、ある程度仲良くなって相手の人柄がわかれば、特に差別することなく割礼をしてあげている。仲間が多いのは良いことだし楽しいし、何よりトシちゃんとすれば、ムケチン仲間が一人でも増えることは、とても望ましいことらしい。なにせ僕たちのトップを切って、ケンタのチンコが完全なズル剥けになり、トシちゃんと同じように皮を被せても、手を離すと自然に剥けちゃうようになったら、トシちゃんは「これでようやく一人前の大人になった。」といって、皆の前で表彰してくれたんだ。パンツを脱いで皆にズル剥けのチンコを披露しながら、トシちゃんから小さいキノコの形のバッジを胸につけて貰ったケンタは誇らしげで、完全な大人チンコを皆に見られるのが嬉しそうだった。(このバッジ、携帯会社のキャンペーンキャラに似ていて、これまでトシちゃんがつけていても、誰も気にしていなかったんだけど、そういう意識で見ると、傘を開いたキノコの形が、まるでズル剥けのチンコの先端そっくりに見えてくる。こういった、わかる人にだけわかるというセンスも、トシちゃんが大人っぽく見える理由なんだろう。)
ケンタはこのあと、裸(正確にはチンコ)を他人に見られることが、まったく恥ずかしくなくなったみたいだ。着替えのときなど、トシちゃんと二人して一切隠すようなことはせず、堂々とパンツを脱いでいる。それもプールじゃない普通の体育のときでも、必ずパンツを脱いでサポーターに履き替えるようになった。・・・確かにトシちゃんにせよケンタにせよ、もう完全に大人のチンコなんだから、体育のときはサポーターを履かないとチンコが安定しないのは事実だし、僕も含めて他にもサポーターを履いているヤツは居るけど、他のやつらは全員、パンツの上からサポーターを履いているのに、トシちゃんとケンタは二人ともパンツを脱いで、サポーターに履き替えている。といって、別にムケチンを見せつけている訳ではなさそうだ。あるとき、「わざわざパンツを脱いで履き替えるの?」と聞いたら、何を聞くのかというような顔をされて「蒸れるだろう?」「それに汗をかいた下着を一日中履いているのは気持ち悪いじゃないか?」と言われちゃった。そのとおりなんだけどさ・・・。
僕もこれからトランクスを脱いでサポーターに履き替えるようにしてみようかな・・・。もうすぐ僕もトシちゃんから、認定バッジを貰えそうだし・・・。
これは、まだ昭和の時代、筆者の中学校での実体験に基づいています。
(勿論、小説としての脚色は多々ありますが、これに近いことを仲間うちでやっていました。)
書いたのは随分前なのですが、それでも大人になってから、中学時代を思い出して小説を書くのは楽しいですね。今となれば、微笑ましいのですが、当時は皆、真剣で大まじめでした。
なお、キノコのバッジの話は(仲間うちでヒントになるようなことはやっていたのですが)殆どフィクションです。
ドコモという会社そのものが、当時はまだ存在していませんでした。(ドコモの前身のNTT移動通信企画㈱が設立されたのが平成3年)