さよならステファニー
彡(●)(●) ###♪
アドルフは歌を歌っていた
怒りをぶちまけながら猛烈な憎悪を込めて社会を批難する歌詞だ
アドルフの感情の吐露はボクの心を揺さぶると同時に
心配で一杯にした
何が彼をそんなにもイラつかせ、情緒を不安定にさせているのか
ボクには分からなかった
彡(゜)(゜)……
彡(゜)(゜)「ワイはステファニーのことを諦める」
(;´・ω・` )「えっ!」
(;´・ω・` ) .。oO(急にどうしたんだよ……)
アドルフにとってステファニーJ(„❛ꇴ❛„)の存在は……
美化された空想の中だけとはいえ
唯一、現世に残されていた愛という絆だった
この残された愛情は、クララおばさんが亡くなった後も
変わらず彼の側にあり、彼を包み込んでいた
でもアドルフはどういうわけか、その大切な思いを捨て去ろうとしている
(;´・ω・` ) .。oO
(;´・ω・` )「そんな悲しいことを言わず、手紙でも書いてみたらどうだい?」
彡(゜)(゜)「そんなことをしても無駄や……」
彡(-)(-)「邪険にされるのが目に見えとる」
(;´・ω・` )「そんなことないよ……愛されて悪い気を持つ人はいないよ」
彡(゜)(゜)「愛?……そんなもんがなにになると言うんや?」
彡(-)(-)「どうせ彼女にはステキな婚約者が用意されとるはずや……」
彡(゜)(゜)「上流階級の人間なんてみんなそうや……」
彡(゜)(゜)「打算的な婚約で社会の利益を不当に保証しあっとる」
彡(-)(-)「ステファニーはそういった世界の住人なんや……」
(;´・ω・` ) .。oO
たしかに…アドルフの言うことは……一理ある
それに……
見込みのない恋に恋焦がれるより
諦めた方が心理的負担は減ることだろう
でも、彼女の存在がアドルフを支えてきたのも事実だ
一時の気の迷いで捨ててしまっていいものでは決してないはずだ
(;´・ω・` )「アドルフ、君は疲れてるんだよ」
(;´・ω・` )「とりあえず、今日は寝ようよ」
彡(゜)(゜)「……」




