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三 仕事

彡(゜)(゜)「まだ終わらんのか 劇はもう始まっとるぞ」


アドルフは待ち合わせの時間になっても来ないボクに我慢できず

仕事場までやってきていた

彼はボクの仕事を煩わしい障害かなにかだと思っているようだ

黒いステッキをグルンぐるんと振り回しながらせかし続けてくる


(ꐦ^ω^)「もう少し、待って」

イラっとしながらもボクは不思議だった

どうして彼にはそんなにもヒマな時間があるのかなと

だから何気なく聞いていた


(ꐦ^ω^)「アドルフは何か仕事をしてないの?」

彡()()「……」


(´・ω・`)??

彡(●)(●) 「冗談やない!」


(。゜ω゜)!!


彡(-)(-)「お前の言っとる仕事ってのはな…」

彡(゜)(゜)「パンを得るための仕事や!!」


彡(゜)(゜)「そんなもんに時間を盗られるのはあまりに愚かや」

(´•ω•)「えぇ…」


アドルフの言葉はとても衝撃的だった

ボクはこれまでの常識を全否定された気分になった

食べるために働く

そんなの当たり前のことじゃないか…


( ´-ω-` )……

きっと、アドルフは裕福な家の子なんだろう

考えられる線としては…親の遺産? 学生?


(´・ω・`) .。oOうーん…そうだとしても…

何でボクみたいな家具職人の子を相手にしているんだろう?


大人しくて受け身がちなボク

こんなんだから相手の立場に感情移入できて順応性がある

対してアドルフは極めて短気で激しい気性

唐突に怒り狂うことがしばしばだ


こんな正反対なボクらだけど芸術という共通の趣味で繋がっていた

(´・ω・`)ノ♬〵(゜)(゜)ミ 


ボクが聞き役でアドルフが話す役

舞台ならピッタリな配役だ



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