十 生真面目な男
ボクの家の前
( ;´-ω-` )「あーやっと着いた…もうクタクタだよ」
彡(゜)(゜)ノ「じゃあ ワイは帰るわ、またな」
(∗ 'ω' ∗)「クビツェクどうしたの?びしょ濡れじゃない」
(´・ω・`)「あ お母さん 写真館から帰ったんだね」
(∗ 'ω' ∗)「あら そちらのかたは?」
彡(•)(•)「私はアドルフ・ヒトラーと申します」
彡(•)(•)「いつもクビツェクさんとは楽しく過ごさせて頂いています」
(∗ 'ω' ∗)「これはご丁寧に」
(´・ω・`) .。oO
役者モードのアドルフ
こうもふり幅が大きいと何がなんだか訳が分からなくなってくる
ボクに対するアドルフと母さんに対するアドルフ
どっちが本当のアドルフなのかな…?
彡(^)(^)「いや~ お若く綺麗ですなぁ!」
彡(>)(<)「写真館の方もきっとよいお仕事をなされたに違いない!」
Σ(∗ 'ω' ∗)「あらお上手!」
〝生真面目な男〟
それがアドルフと短い時間で関わった人間が持つ彼の印象だ
彡(-)(-)「それでは私はこの辺で失礼します」
彡(゜)(゜)/「ほな、また クビツェク」
(´・ω・`)ノ"「うん またね」
(∗ 'ω' ∗)「彼がいつも話してくれるアドルフ君?」
(´・ω・`)「うん そうだよ」
(∗ 'ω' ∗)「すごい目をしている子ね!」
母の言葉には、称賛よりも驚嘆がこもっていた
ボクだけでなく、母さんもアドルフの目になにかを感じたようだ
(´・ω・`) .。oO(アドルフの言葉には人を惹きつけるものがある)
たしかに彼は雄弁だった
でも、アドルフの口から発せられる百の言葉はあまりに壮大で
全部、冗談か妄想の与太話にすぎないはずなのに
いつの間にかボクは聞き入っていた
きっとそれは、彼の目が本気であると訴えていたからだと思う




