君と僕と夏の夜
小鳥遊 春と申します。
小説を自分で書いてみたくなり、活動を始めました。
まだまだ読みにくいものではあると思いますが、
暖かい目で見守って頂きたいです。
では、「君と僕」の織りなす日常の1シーンをお楽しみください。
持っていたアイスクリームがすぐにでも溶けてしまいそうな夏の夜、
車のバックドアを思い切り開け放ち、足を外へ投げ出して僕は空を眺めていた。
虫の声やそよ風、近くを通る車の音が君とのこの時間をつなげてくれていた。
何か話しかけるべきなのか、はたまた話さない方が良いのではないか、
そんなことを考えながら君を見ると、今生きているこの時間にひたすら満足しているような、全てをやり切った後のようなとても満足気な顔をして目を瞑っていた。
僕はズルい。と思った。
だから僕も無駄な葛藤を捨て、全てをこの時間に委ねることにした。
気持ちがいい。君といるだけでほんとに楽しいんだよ、いつもありがと。
心の中で呟いた。
夏休みは長いからこれから何して過ごそうか、旅行もいいよね、温泉とかさ!
そんなことよりも夜ご飯まだだからそろそろ何か食べようよ、なにがいいかなぁ。
気づけばそんなことをたくさん考えだしていた。
やっぱり君といると考えることだらけで忙しいや。
あぁ、やっぱり話しかけよう。今考えていたこと全部話そう。
今の時間だけでこんな小説的なことを考えていたんだよって、僕って天才なんじゃないかなって。
君は優しいからばかだねぇって笑うんだろうなぁ。
僕は横にいる君に体を向けた。
『ねぇねぇ、そろそろ起きてよ〜。すっごい面白い話があるんだ!』
寝ている君を揺さぶりながら言った。
いかがだったでしょうか。
よろしければ、感想・指摘等お願いします。
読んで頂き本当にありがとうございました。