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スキル『鑑定』に目覚めたので、いつも優しい巨乳な受付嬢を鑑定したら、戦闘力99999の魔王な上にパッドだった件について~気づかなかったことにしようとしてももう遅い……ですかね?  作者: 高野 ケイ
5章.スキル『鑑定』に目覚めたので、清純派聖女を鑑定したら、被虐願望持ちな上にアンデッドフェチだった件について~関わらないようにしてももう遅い……ですかね?
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14.○○○○の部屋再び

「それじゃあ、始めましょうか……」



 どこか思いつめた表情で、こちらに迫ってくるモナにジャンヌは慌てて悲鳴を上げる。



「ちょっと待ってください!! モナ、本気ですか!!」

「ええ、だって、ちゃんと話し合わないとわかりあえないでしょ!! 絶対逃がさないんだから!!」

「そんな……確かに女の子同士というのも興味深々ですが、初めてはあの方が良いんです!!」

「は……? 女の子同士……? 初めて……?」


 

 ジャンヌが情けない悲鳴を上げるとモナも間の抜けた声をあげて……その顔が真っ赤に染まる。



「何を考えているのよ!! 私たちはこれから本音で話し合うのよ!! なんでエッチなことをする気満々なの?」

「え? だって、『せ〇〇〇しないと出られない部屋』なんですよ。せ〇〇〇しないで何をするんです?」



 きょとんとした顔のジャンヌはモナが大きくため息をつく。その顔が少し赤いのは気のせいではないだろう。



「説明が悪かったわね……あくまで原理を応用しただけよ。ここの部屋から出る条件は一つ『本音で話し合う』よ。ちなみに嘘をつけば軽い電撃が走るわ。あなたもさっき私とそういうことをするのに興味深々っていったときに電撃が流れたでしょう?」

「え?」

「……」



 きょとんするジャンヌの顔を見て、モナは冷や汗を流す。恐るべき事実に気づいてしまったのだ。



 え? 待って、この子百合もいけるの……? そういえばアリシアとかと水浴びをしている時もやたら私の体を洗いたがっていたけど……



 本題に入る前にジャンヌの性癖の一つを知ってしまい思わず逃げ出したくなる。



「ああ、違うんです。私の育った聖女学校は女の子しかいなかったので、そういう話が流れてくることもあったんですよ。別に私が興味あるわけじゃ……きゃぁぁ!!」

「……」



 電撃を浴びて可愛らしい悲鳴を上げるジャンヌ。それを見て、モナはかつてのパーティーメンバーの本心を知ろうとしてちょっと後悔し始める。

 あれ? 世の中には知らない方がいいこともあるんじゃ……と。



 パァン!! と乾いた音が響く。



 モナは一瞬でも日和ってしまった自分のほほを叩いたのである。そうだ、今日の自分はジャンヌのすべてを知るためにおぜん立てをしてもらったのだ。



「なんでもいいわ。ちゃんと話し合いましょう」

「……わかりました。私のすべてをさらけ出しましょう」



 モナの決意を知ったジャンヌもうなづくのだった。



 だけど……ジャンヌのすべてって、自分で聞いといてちょっとこわくなってきたわね……



 モナがちょっぴり後悔しているのはここだけの話である。

モナの貞操はどうなるのか……


新作で追放ものを投稿してみました。



「全てのバグを浄化していた『バグコレクター』異世界に追放される~新たな世界で信者0の女神と気ままにスローライフしていたらいつの間にか救世主になっていた件~そういや無限増殖バグの浄化中だったんだが大丈夫?」




https://ncode.syosetu.com/n2060if/




 元の世界でこきつかわれながらバグという世界の歪みを浄化していた主人公が、バグがあふれる異世界に追放されるという追放ものです。


 本来ならば絶望するのですが、主人公はバグが大好きなので、新しい世界で楽しみながらバグを集めて最強になっていくという話です。


よろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 神よ… この聖女はどれだけ業が深いのでしょうか(白目)
[気になる点] ジャンヌが全て曝け出すいうと露出プレイに聴こえてしょーがない [一言] 聖女とはいったい・・・ウゴゴゴゴ
[良い点] > ちなみに嘘をつけば軽い電撃が走るわ。  何そのバラエティー番組仕様w [一言]  そっちもアリなのか……さすが変態聖女ですね。 (*゜∀゜)o彡゜ ゆりゆり! ゆりゆり!
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