第0章 背景
地球温暖化が進んだ未来、地球温暖化により海水が膨張し陸地が少なくなった。それと同時に宇宙資源をめぐる世界規模の大戦が勃発した。
中国率いる国々
アメリカ率いる国々
どちらも核を使い奮闘した。AIをも駆使されたその戦争ではロボット達が両者の大地を馳し人間を片っ端から殺して回った...
大戦後人間達は細々と生き残ってはいたものの滅びてしまったかのように見えた...
いずれ氷河期が訪れ、緑が広がった。すると突然1組の男女が現れた。まるでアダムとイヴのような。種は発展してゆき何年もたった...
次の人類は温暖化への対策を講じると思われたが、以前人類が滅びてから現れるまでの間、海藻類が葉緑体を捨てていた為、人類が現れた瞬間から地球温暖化が進んでしまった。よって、今回も陸地が狭くなってゆくのだが、今回は技術発展が早かった為、物体を浮かせる技術や分子を作り出す技術が作り出された。分子を作り出す技術により産油国は、没落者が増え次第に治安が極端に悪化していった。
光化学スモッグによるオゾン層の破壊は著しく、分子人工生産技術ができた時には取り返しがつかなかった。その為人類は日差しを完全にシャットアウトした巨大なドームの中で経済発展をするようになった。しかし、ドームの外は環境破壊により、次第に砂漠化していった。
問題はそれだけではなかった、海面上昇により沢山の種の魚がいる海は分子人工生産技術がある時代でもとてつもなく危険だったのだ。よって水に関しての発展は遅く、それが廃棄物処理問題に繋がっていき、廃棄物を放置するという風潮ができてしまった。
現在ドームのなかで人類は生存し続けている。
70年前アンドロイドの自我による暴動により政府がアンドロイド禁止法を成立させた。しかし、人によってアンドロイドとの共存を求める声があり、その者達が、スラムに移動したことにより、スラムが発展した。一方、アンドロイドを普及させたモルテック社はアンドロイドの部品を費用とし"ハイドファー"を完成させた。ハイドファーとは頭から被るスマホのようなもので日々の生活をサポートしてくれる物だ。
[アイアンマンのマスクのような物 AIはついてません]
ハイドファーは瞬く間にヒットした。素顔を隠す点と酸性雨のための傘を刺す必要が無いという点でヒットしたと思われる。よって素顔を隠すという文化が生まれ、いつしか他人には無関心な社会性が出来上がってしまった。よってモルテック社はより大きな会社となり、政治や産業、医療全ての分野に置いて牛耳る存在となった。そんなモルテック社の政治家達により貧富の差が増し、娯楽が減り、警備が強化され、全てがモルテック社中心の社会となっていった....
社会情勢といえば上流、中流、下流、に住居が分かれ、上に行けばパパラッチがたかる金持ち住宅。
中流は格一化を求められる、通常地区。
下流は、スラムとなっていった。
下流の下は産業廃棄物や生活下水などを処理する下水処理場が建てられている。この下水処理場は、地熱で下水を蒸発させてドーム外に換気するというシステムで稼働しているが、実際、処理率は最悪であり、産業廃棄水以外の工場から出る有害な煙は雨として降る為、中流以下は、かなり酷い環境である。
一言で言い表せば
"ディストピア"
唯一この世界で楽をしているのは、モルテック社の上級社員だけだ。
この物語は、そんな世界に産み落とされた一人の青年の話である。
ハイドファーの説明
生活に欠かせない現代で言うスマホみたいな物。頭に被りネットなどが出来る。そのほかに散髪機能や食事機能、傘機能もある。ハイドファーは上級"な"国民がルックスを気にすることなく過ごせる為、人気になったと考えられている。顔を隠す構造になってる。この機能のせいで世界が他人に無関心になったと思われる。形は様々で、パソコン、スピーカー、カメラなど電子機器がデザイン元となっている。様に頭にデカイパソコンをかぶって歩いている様なイメージ。
大雑把な設定です。地図と世界の図は後ほど貼っておきます。