艦艇の見直し。
「制限てっ、どう言う事。たとえ姉ちゃんが脅そうとも僕は僕が決めた方針で今後も整備していくよ」
「あらそう」
まぁ、いいわ。そんな感じの返事だった。僕は手紙の中身を開き、そっと目に通した。
内容はまず主力艦と書かれているこの項目は戦艦として考える。用件は戦艦の主砲数を連装3基のみと言う物で、既に保有する艦艇郡は能力大会への参加を認めないと言う物。
「断る。こんな無茶苦茶な用件を呑めるか。二回目になるかも知れないが、僕は僕自身が決めた方針で動かせてもらうよ」
少しムキになったかも知れないけど、強めに言い放った。第一、こんなの制限てっ言うレベルじゃあないだろ。認められるはずがない。主砲の数ならまだ妥協は出来るが艦艇の参加を妨害されたらまた一から作戦を練り直さなければならない。
「そう残念ね。ある意味で最後の警告だったのに」
意味ありげに姉ちゃんは目を瞑った。最後の警告か。
姉ちゃんのクラスは2年3組と名札にある。この学校の名札は苗字と学年、クラスがあると言う実にシンプルな物だ。
僕はココアを飲み干すと姉ちゃんが注文したコーヒーをチラッと見てみる。向こうは既に飲み干していたようだ。
一息ついた姉ちゃんはその席を立った。僕もついて行こう。
この状況で男子一人で出るにはきつい。
「じゃまた」
「えぇ。それじゃ」
僕は不満げに、姉ちゃんはいつも通りに返事を返した。2年3組。覚えておこう。後に脅威になる事には間違いない。更に水上艦艇及び潜水艦の増強の必要性が更に増した。
春龍型。計画中の防空駆逐艦。更に強化された偵察潜水艦。
そう言えばうちの中には今の今まで防空駆逐艦と言うより、防空艦と言う艦種を建造していなかったな。今まで不必要だったのかも知れないけど、今。必要になったかも知れない。
姉ちゃんの力は未だに分からないが向こうは既に何処から仕入れたのか、僕の力を知っている。今までにない。
もう一つ。新しい新兵器を製造してみるか。実戦に投入するかはまだ未定だが、絶対に役に立つ兵器を作らなければ、皆に申し訳がないしな。
僕は自室へ戻り部屋の中を見た。ついこの間、消化作業が行われ、防弾ガラスもより強化された。鍵のかかった机の引き出しには手がつけられていない様子で中身は無事だ。
中身には既に設計済みである例の補給潜水艦や偵察潜水艦。そして、原案の防空駆逐艦の設計図もある。今からやる作業はこの発展、改良型を設計し建造にまわす事だ。
さてと。少しだけ忙しくなるぞ。




