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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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自室に侵入者を確認。

 あれから数十分後。雑談ぽいっ会話をした後、僕は今中先輩と喫茶店前で別れて、自室へ帰宅した。大沢さんは今日そっちへ行けない事を伝えているので真っ直ぐ男子寮へ向かう。

 だが男子寮へ向かう道中。自室を監視偵察中の新型偵察潜水艦。波315型無音偵察潜水艦の十二番艦。波327潜から電報がスマホに入り確認した。内容は以下の通り。


<コチラ波327潜。数分前カラ自室ノ扉ガ勝手ニ開キ女性ガ侵入。何カヲ探シテイルヨウニ思ワレル。至急自室ヘ戻リタシ。>


 327潜からの情報を受け取り確認した瞬間。不安が脳裏をよぎる。相手は女性。今回の追尾者は今中先輩と言う女性で一つ上の先輩だった。

 今回も姉ちゃんの使い魔の可能性が充分に考えられる。そして何より「何かを探している」と言うのはまさかとは思うが最新鋭艦の原案でもある設計図を盗もうとしているのか。


 だとしたらまずい。中には波315潜の姉妹艦は勿論の事。能力大会に投入する可能性もある最新鋭の潜水艦の設計図が沢山存在するのだ。

 大半は机の引き出しの中ではある。だが念のため鍵が掛かった引き出しに収納されてはいるが、もしこの女性が持つ鍵がその机の鍵さえも開けてしまう鍵だったら……。


 僕は速度を上げて自室へ駆け出す。男子寮の玄関へ着き下駄箱の中に靴を放り込むように入れる。勿論、しっかりと戸締りをし鍵を掛ける。

 そこから僕が住む部屋へダッシュで向かう。僕の部屋は一階の中間よりで部屋の番号は「381号」だ。自室の鍵は勿論此処にある。では誰だ。


<波327潜ヘ、ソノ目標ガ何カ怪シイ行動ヲ取レバ即座ニ魚雷ヲ放テ。設計図ノ損失ハ構ウナ。>

<コチラ波327潜。了解。目標。既ニ設計図ラシキ白紙ヲ抱イテイル。コレヨリ雷撃戦ニ入ル。>


 既に設計図を抱いているだと!?相手が例え美人でも構うな!絶対阻止しろ!そいつは間違いなく姉ちゃんの手先かもしくは本人だ。容赦なく完膚なきまま叩きのめすのだ。

 だが、普通。気がつかないはずがない。僕の隣の部屋は風間の部屋で番号は「382号室」以前部屋に招待されてお邪魔した事はあったけど広さや内装は僕とあまり変わらない。


 そして風間が気がつかないのは……昼寝かな。それでも引っかかる点が一つある。それは、何故、部屋の通りの奥に設置されている監視カメラの視界に引っかからないのか。

 理由は二つほど挙げられる。一つは力が姿を消す力。そしてもう一つは学校が何らかの形で今回の件に絡んでいると言う事かな。


 姉ちゃんに到底、学校側に通じるパイプはないはずだし、そもそも姉ちゃんには入学した頃には既に波313がへばりついていてこの間、竣工したばかりの発展型の姉妹艦。波320潜と交代したばかりのはず。

 そして波320潜の報告では普通に生活をしていると言う物。

 ではやはり侵入したのは姉ちゃん本人ではなく……その手先か。

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