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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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こっちの艦隊が本命。

 第一敵地殴り込み艦隊。

 旗艦を新型戦艦1隻。その同型艦がもう2隻。更に別の新型戦艦が3隻。こちらは高速戦艦となっており最大速度は60kmを誇る。吉野型重巡洋艦の吉野、高砂。松島型重巡洋艦の松島、厳島、橋立の3隻。新たに建造された雨乞型重巡洋艦が2隻。以前大会へ向けて建造された2隻の重巡洋艦だ。


 補助火力支援艦として新型の高速重巡洋艦が2隻ついていて護衛は虎鮫型駆海艦の戦闘型全てを投入し、更に駆逐艦隊の主力として決戦型駆逐艦を5隻。防空駆逐艦を3隻着けた。


 第二敵地殴り込み艦隊。

 旗艦。第一艦隊と同型の戦艦1隻。大会へ向け建造されていた新型軽巡洋艦。現在は重巡洋艦となっている艦。猪名型重巡洋艦が4隻。新型重巡洋艦2隻、新型軽巡洋艦同様に2隻。駆逐艦は護衛に防空駆逐艦が4隻護衛についている。


 第一部隊よりも戦力は少ないものの任務は第一部隊と同様だが別の敵の拠点に対し殴り込みを行う。敵地の情報は基本。この大会に投入している波300型による情報を下に行動する事になる。

 また潜水艦も数多く戦線に投入しその多くはこの大会が終わっても情報収集潜水艦となり活躍できるような設計で、数は約30隻。潜水艦も単独で敵の攻撃に向かう。


 大会に投入する艦艇は補助艦を合わせると123隻以上の大艦隊だ。ざっくりと艦隊の規模が決まった事だし後は及川に連絡するぐらいかな。じゃ、スマホを取り出してっと。


「及川君。艦隊の整備は大体出来たよ。作戦の概要はまた後ほど渡すね」

「以外と早かったね。まだ一週間も立っていないのに。で、ざっとでいいから艦隊の数はどのくらい?」

「えっと……新造艦を含めれば120隻は普通に超えるよ」

「120隻もか。そんなに戦線に投入しても疲れたりしないか?大丈夫か?」


 及川は規模の大きさに驚いているのか今だその数に戸惑いを隠せないようだ。それもそのはずだ。今までの中で一番規模の大きい艦隊だ。今後。もしかしたらこれを超える艦隊は現れないだろう。

 そう言いきってもいいかも知れない。6万あったpt数はきっちり0ptになった。

 主な要因として航空母艦自体と艦載機。重巡洋艦や戦艦などの大型艦建造。また、30隻もの偵察、攻撃型潜水艦を一斉に建造した事も要因に挙げられる。


 しかし不思議だよね。120隻もの大艦隊を一斉にしかもリアルタイムで指揮を取っても椅子に座っていれば全く疲れないんだから。多分。疲労とかは気にしなくても大丈夫じゃあないかな。てっ個人的に思う。今までも多くの戦いを経験してきたけど、疲れはあまり感じなかったし。

 唯一、疲れるのは……沈むふねを見る事かな。それ以外は苦とも思わない。


「大丈夫だよ。力による疲労は今の所ないみたい」

「そうか……じゃあまた今度、作戦の概要を見せてくれ」

「分かった」


こうして及川と僕の通信は終わった。

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