大会へ向けて新編成。
六人から得た……と言うより海軍に対して募金をした為、現在臨時建造枠にあるpt数は六万ptだ。あの後僕は自室へ戻り新たに海軍の編成を一から見直し再編成した。
そしてクラスメイトをより多く生き残らせる為に艦隊を囮に使う事を決めた。そこで僕はレイテ沖海戦に似たような編成で挑もうと思う。航空母艦も態々、囮の為に建造し艦載機は全艦、烈風や天山を主力とした最新鋭航空機動部隊だ。
大艦巨砲主義だが航空母艦も多少は熟知しており艦載機もそこそこ分かる程度。しかし運用法は知らないため、機動部隊を囮に使った作戦を立案しようと思う。ようはクラスメイトを一人でも多く生き残させればいいんだ。そのためにはいくら囮艦隊とは言え強よい艦艇を建造する必要がある。
調べてみると護衛空母と言う物がアメリカ海軍には居たらしく小型空母でありながらその武勲は多きかった。また対潜哨戒任務にも投入可能なため護衛空母は多く必要と見られる。
今、僕が整備している艦隊は以下の通り。
第一敵地強行偵察駆逐隊。
旗艦。新型軽巡洋艦1隻。新型駆逐艦8隻の合計9隻。主目的。その名の通り敵地を探索し強行突撃を主任務にし戦闘になった際には出来るだけ打撃を与えて戦線を離脱する事。
第二敵地強行偵察駆逐隊。
旗艦。第一部隊と同型の軽巡洋艦1隻。新型の駆逐艦5隻。第一部隊とは別の方角への強行偵察。
第一生徒直衛艦隊。
旗艦。戦艦常盤。重巡洋艦和泉以下新型重巡洋艦2隻。駆逐艦父島、奄美、屋久、上野、水島、笠戸型からは百島、生月、種子が編入されている。本艦隊の主任務は一番人数が固まって行動するグループと共に行動し敵が接近しだい応戦するのがその役割である。
第一航空艦隊。
旗艦。戦艦安芸。他、大型航空母艦8隻。新型重巡洋艦3隻。新型防空駆逐艦8隻。新型駆逐艦4隻の合計23隻から成る艦隊で航空艦隊と言っても偵察駆逐隊が発見した根拠地に艦載機発艦後空母ごと殴り込みに行く部隊。もしくは敵に見つかりやすい行動を取って相手を挑発し本艦隊へ引き込むのが主任務。
第二航空艦隊。
旗艦。垂直離着陸機戦闘母艦、八雲。他、吾妻、打吹の3隻。身延型航空重巡洋艦、身延、飛騨、両白の3隻。黒部型軽航空巡洋艦の黒部、早月、手取の3隻。そして改装された重巡洋艦鈴鹿。護衛には新型駆逐艦7隻が着く。本艦隊の任務は敵地への艦載機による空襲であり第一航空艦隊が囮になる間、出来るだけ打撃を与えるのが主目的となる。いわば航空艦隊はこっちが本体。
第三航空艦隊。
旗艦。新型護衛空母1隻。他、新型護衛空母5隻を中心に防空駆逐艦が8隻。本艦隊の主任務はクラスメイトから発せられるSOSを頼りに艦載機を飛ばし一人でも多くこの大会から生存させるのが目的。そのため、他の航空艦隊とは違い、ほぼ敵地のど真ん中へ居るような存在。
そして、次の艦隊が僕にとっては本命なような物だ。




