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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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改装と新造。

 悠馬は鈴鹿改装を気に新たに新造艦の建造にも着手し始める。審議から3日後。鈴鹿の改装が始まった。3日間、鈴鹿の具体的なスペックや艦影を書き込み、改装を始めた。

 鈴鹿の改装期間は2時間。使用ptは安価な223pt。これにより現在所有するptは28346pt。この残り二万八千ptを上手く使っていかなければこの学園で生き残る事が出来ない。最悪、来年の入学式には在校生のptはそのままと言う事態もあり得る。


 新造艦は一旦は軽巡洋艦と言う事にしておいて後から重巡洋艦として整備する事が決まった。その他、最初から重巡洋艦として生を受ける艦艇が2隻おり、この2隻は先ほど述べた軽巡洋艦が重巡洋艦になるまでの繋ぎとして活躍してもらう予定。

 軽巡洋艦の方は重巡洋艦になるまでは一旦、戦列に投入しないものの臨時戦力として戦列に参加する事も一応ながら想定している。


 今回、新造する艦は以下の通りだ。


 山の名前を継承した重巡洋艦。

 全長:236cm、全幅:18cm、最大速度:58km。

 武装:36mm連装砲5基10門。6mm連装高角速射砲4基8門。15mm18連装噴進砲6基108門。

 姉妹艦。第十二号艦、第十三号艦の2隻。


 川の名前を継承した軽巡洋艦(現状)。

 全長:233cm、全幅:18cm、最大速度:58km。

 武装:28mm連装砲6基12門。五連装魚雷発射管1基5門。8mm大型高角砲2基。3mm連装対空機銃4基8門。15mm18連装噴進砲4基72門。

 姉妹艦。第四号艦。第五号艦。第六号艦。第七号艦の4隻。


 僕は今更ながら軽巡洋艦が黒部型軽航空巡洋艦の3隻しかいない事に正直驚いていた。一時的ではあるが軽巡洋艦。建造を決めて正解だったかも知れない。

 重巡洋艦は1隻あたりの使用ptは423ptで2隻合計で846pt。一方、安価で建造を始めようとしている軽巡洋艦は1隻あたりの使用ptは226ptであり4隻合計で904ptとなる。……あれ、合計だと重巡洋艦より多くないのは僕の気のせいかな。


 それによって現在、建造枠として使用できるpt数は26596pt。二万六千pt。思ってたより結構減ったかな。二千ptを使って1隻改装に加えて7隻の建造で二千もするのか。

 お金で言うと二千円、今回使用した事になるな。重巡洋艦のほうは1隻に要する建造時間は2時間ほどで、軽巡洋艦は1隻1時間で建造が出来る。


 やっぱり、火力の補充とは言え重巡洋艦は欠かせない存在ではあるけれどこれは大事に戦力を温存していざと言う時に出さないと危なそう。

 今後は現存艦隊主義もしくは艦隊保全主義かな。駆逐艦などの消耗しても補充しやすい艦艇はバンバンと戦線に投入して軽巡洋艦以上の大型艦はたまに顔を出していざと言う時にその全戦力を投入する。


 そして、その全戦力を投入する時。それは……夏休み後。9月に実施される大会だ。詳細はまだ不明だけどこの大会に全戦力を投入すると言う考えは間違っていないと思う……思う。

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