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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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皆、英語と数学。どっちが苦手かい?

「ハハハ、冗談だよー。ptは、ちゃんと貯めているよー?」

「へッ?」


 それしか出なかった。さっきまで必死に西田に声を掛けようとしていた自分が恥ずかしい。

 黒歴史がまた一ページ。


「そんなに落ち込まないでよー。模擬戦をやってほしいてっ言うのは本当だよー?」

「模擬戦かぁ。・・・うん。分かった。承諾しよう」

「ありがとー。クラスメイトの皆にそれぞれ一回は戦っておきたいんだよねー」

「ほう、その理由は?」


 西田は少し考えて何かを誤魔化すような仕草を取った後、答えた。その仕草は少し可愛かったような気がする。


「えっとねー。皆の力が知りたいんだよー。知っていたほうが得じゃんー?」

「それを世の中では情報収集と言うんだけど……」


 僕なりに突っ込んでみたが、成程。誰が何の力を持っているのかを調べているのはどうやら僕や風間だけではなく女子にも数名は居るみたいだな。

 僕だって波300型を使って職員室に忍び込んだり、資料室や図書館の資料を保管するところにも向かわせた。で、生徒会室にも派遣したが見つからず再度、職員室へ波307を派遣させた結果。


 見つかった。


 それは担任の安田先生の机の上に置きっぱなしだったのだ。幸いその時は誰もいなかったので艦橋まで浮上し、防水水中カメラで数枚撮影。

 撮影した資料は僕の机の中にある。

 そう言った経緯から察するに彼女はまだ断片的にしか知らない可能性がありしかも全員知っていると言う訳ではなさそうだ。ほんと、波300型は大活躍だな。


「あっそろそろ自由時間も後5分か」

「えっ、もうそんな時間ー?……もうちょっとだけ泳ごうかなー。じゃまた放課後に話すねー」


 そう言うと西田さんはプールサイドから飛び込んだ。やる事が派手だねぇ。


 5分はあっという間に過ぎた。自由時間の後、皆は水のシャワーみたいなのを浴びた後、着替えるためにそれぞれの更衣室へ入って行った。勿論、更衣室も広々として設備も充実しています。

 一つの市民プールより下手したら設備は充実しているかも知れないぞ。

 僕は掃海艇、掃海母艦を母港へ返すと正面口からとさくさと出て行き外に置いてあったシューズを履くため、脱いであった靴下を履く。

 で、その後、シューズを履いて僕だけ一足先に教室へ戻る事にした。


 次の授業は美術なので早めに準備をしてから次の授業に望む事にした。

 ちなみに僕は美術はどちらかと言えば得意方で、人や生物意外ならそこそこ描ける自信がある。

 一番嫌いな授業は勿論。数学と英語。この二つだけは大の苦手で、式や英語を見るだけで目が眩むほどである。また英語が苦手な人は風間も苦手で彼曰く、何故僕が英語を習わないといけないんだ。と呟いた事があった。


 それぐらい苦手である。僕もそこまでとは言わないが英語は苦手。英文をいざ見てみると何書いているか分からないもん。仕方ないよね。うん。仕方ない。

 英語や数学が嫌いな人てっ結構居ると思うんだけど、どうなんだろうな。

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