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奇想の艦隊  作者: 置草茅
32/122

基地砲撃の小規模な戦闘。

 警A「クソッ!2隻が追ってきやがる!俺の特技。逃げるんだよォー戦法がまったくもって通じねぇ!」


 彼は必死に逃げ回っていた。彼を追うのは駆逐艦2隻。早潮と夏潮である。2隻ははっきりと彼を捉え主砲を発砲するため照準を合わせていた。そして照準があった早潮が発砲。


 ドォドォン! ドォドォン!


 と大きめな音を出しながら逃げ惑う警察Aに対し発砲。続いて夏潮も砲撃開始。

 警察Aは逃げ回りつつもその護身用の拳銃を一番近くにいる夏潮に対し発砲。

 パァン!パァン!

 と拳銃の音が響き渡る。彼が放つ拳銃の砲弾は確かに夏潮に命中していたが相手は軍艦。

 そんな豆鉄砲では貫通する事もなくただ弾かれるだけであった。


 彼の唯一の戦果と言えば早潮の窓ガラスを1枚拳銃で破壊した程度で戦闘に支障はなかった。むしろ問題がないのが普通である。

 一方、2隻の駆逐艦が応戦している中、基地に対し艦砲射撃を行っている3隻の航空戦艦は確実に基地を破壊していた。ついに残弾数は100発をきった。

 軽巡川内も先頭でその14mm単装砲を7門を容赦なく叩き込んでいた。


 そんな中、基地内で応援要請をひたすら行っていた警察Bが川内に向かって突撃。川内は直ぐに察知し警察Bに対し探照灯を彼に放つ。

 彼は一瞬怯むも勇気を振り絞り川内に対し護身用の拳銃を発砲。

 川内も14mm単装砲6門で応戦する。残りの1門は回りこまれたとき用に待機させる。


 勇気を振り絞った彼は主人公補正なのか?川内の2番砲塔に拳銃の豆鉄砲を見事命中させる。

 2番砲塔は故障し発砲を無理やりすれば自爆する状態になる。川内は2番砲塔を放棄。丁度彼が魚雷の射線に入るため魚雷の投下準備に入る。

 彼は無我夢中で拳銃を発砲するもついに持ってきていた弾薬を使い切る。

 川内魚雷を彼に向けて2本投下。


 彼はその場に居座り最後に煙草を吸う。諦めたのであろうか。川内が放った魚雷は見事。2本とも命中。彼は気絶しそのまま保健室へ強制送還された。

 言い忘れていたが異能力バトルで敗れて気絶をした者は保健室へ強制送還される。丁度その頃、航空戦艦3隻による艦砲射撃は全て打ちつくし基地は木っ端微塵。

 砲撃が鳴り止んだ頃、駆逐艦2隻も警察Aに勝利し本隊へ合流。

 警察Aも保健室へ強制送還される。


 燃え上がる基地の様子を駆逐艦夏潮が撮影。最後に1発基地に放ちこれが基地にとっては致命傷になる。

 夏潮が放った砲弾は基地を支えていた最後の柱でそれが一気に崩壊。基地は崩れるように倒壊し修理不可能になるほど粉々になった。


 朝、理事長が目覚め理事長室の窓からその基地を見ると白い煙を大量に吹きながら粉々になっている基地の姿があった。跡形もなく木っ端微塵に。それは航空戦艦3隻が容赦なく砲撃を敢行した証とも言えるだろう。史実ではこの後、米軍の物量に物を言わせ修理してしまうがここまで徹底的に破壊されたら修理しようにも莫大な資金がかかる。理事長はこの基地を放棄する事にした。

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