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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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第一航空艦隊奮戦ス。

 小瀬型二隻との合流を果たした僕は二隻より艦隊の壮絶な最期をスマホから知った。艦隊は同士討ちで自滅したらしい。僕はこんな最期を望んではいなかったが、過ぎた事は仕方がない。


 風間の下へ帰ろうとしたその時。二隻から警報音が突如として鳴り響いた。警報は対艦戦闘及び対空戦闘用意であった。敵が来たのだ。

 敵は僕の目にもしっかりと映っていた。それは、姉ちゃんだった。


 五日目の十四時過ぎ。燃え盛る図書館二階を背にした第一航空艦隊に対して姉ちゃんが単身での特攻を敢行した。一人で生き残った正規空母四隻他数隻の護衛艦に対し能力をぶちまけた。

 空母派鶴に五発が被弾。恐ろしい速度で傾斜が加速し沈没した。


 正規空母が一瞬にして消え去った理由はやはり姉ちゃんの力にあると思われる。その力は何かが船体に当たるとその一体が吸い込まれるようにして消え去り自然と船体が傾斜し沈没すると言う物だ。

 いうなれば物体を消し去る力と言うのだろうか。


 そんなチート級の力を艦隊の中に入り込み適当に放ってゆく。外れた何かは図書館の中をすさまじいほどエグりとり公園もエグる。

 美鶴びつる羽鶴はねつる加鶴かづるの三隻の空母を次々と葬り去り、護衛艦も熊伏の同型艦二隻、篠井しのい焼石やけいしが沈んだ。


 生き残った見越みこしは素早く動き回る姉ちゃんに対し射撃を行うも、誤射により彩雲が沈み、更に巻雲も被弾沈没する。

 姉ちゃんの攻撃により黒雲、霧雲が沈む。防空駆逐艦も必死に護衛を全うするが、虚しく詠月、亥月、萩月、令月が次々に沈んだ。


 最期の正規空母、音鶴おとづるも姉ちゃんの能力を実に十七発も受けて粉々に砕けて沈んだ。艦橋も、飛行甲板も、対空砲も、皆、バラバラになって沈んだ。

 護衛艦はその後も奮闘するも、見越を始め、喜月、朽月、遯月とんげつ写月しゃげつ等。第一航空艦隊は史実上壊滅した。沈んだのである。


 もう一瞬の出来事であった。


 更に姉ちゃんは護衛空母艦隊である第三航空艦隊に目をつけた。睨みつけるように見つめる。その甲板上には艦載機が飛び立とうと燃料補給、弾薬搭載等を施してる。

 今、攻撃されてはひとたまりもないだろう。


 護衛空母郡はこの事に気づいたのか、一斉に煙幕を張り始めた。少しでも艦載機を飛ばす時間稼ぎを行うようだ。僕も護衛空母の手助けのために健在する軽巡洋艦二隻をまず、姉ちゃんに向かわせる事にした。だが、この決断が僕の運命を決定付けるなんて、この時の僕は思ってもいなかった。


「軽巡艦隊抜錨! 姉ちゃんを撃破せよッ!」


 二隻は号令の下、艦首を護衛空母郡に向かう姉ちゃんの予想進路へ向け主砲は弾薬の装填に入った。戦は再び図書館付近で勃発しようとしていた。

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