能力大会最終会議。
「ではこれより、能力大会の最終的な方針をクラス全員による多数決で決めたいと思う。刀義」
「分かったわ」
「皆も知っている通り、能力大会の開催は三日後。来週の月曜日から日曜日の計七日間と決まったわ」
「つまりだ。我々一年三組は一週間、ガチのサバイバルゲームを行い、そしてクラスメイトのほぼ全てを生存と言う形で日曜日の正午まで戦い抜かなければならない」
それは全員の生存とまではいかなくとも、多くのクラスメイトが無理をせず、ヘルスを大事にと言う思考の下、生き残りを目指し優勝を狙う形になる訳だ。
「方針についての異論はないか?」
「異議なし!」「異議なし!」「異議なし!」「異議なし!」
その場に居たほぼ全員が異議なしと唱える。だが、他の数人は自身が生き残れるのか? と言う不安で一杯なのだろうか? 中でも手を上げなかったのは女子が多い。
すると平野さんがゆっくりと質問のように見える手を挙げた。及川は彼女を指名。
「あ、あの……と、とても恥ずかしい質問なのですが……皆さんはトイレはどうするつもりなのでしょうか? 他にも、色々と不安があります……」
確かにサバイバルゲームとなればトイレは必須となるが、恐らく大人数以外でソロプレイヤーとか数人単位で行動する物も居るだろう。
その数人単位やソロプレイヤー達はどうするのか? 僕は少し疑問に感じた。
「トイレについては校内や敷地内のトイレを仕様できる。またトイレの中での戦闘行為は違法とみなし強制的に退場されますので、事前に言っておく。トイレで鉢合わせした場合はトイレから離れた後、戦闘許可が降りている」
「わ、分かりました……」
平野さんは少し頬を赤らめて席に着いた。質問のしかたが少し恥ずかしかったのだろうか? しかし、この情報がなければ、いざ本番になった時、皆が困るので、ある意味、質問しておいて正解であったと言えよう。
「食料とか水分とかは……どうすんだよ。まさか考えていない、何ては言わせないぞ」
足と腕を組み及川にその場で質問を投げかける。この質問については既に僕が解決済みだ。ただ、一つだけ問題点はあるがな。山下の質問に及川が僕を指名し、僕はゆっくりと立って黒板に向かい、黒板に説明を描きながら説明を始める。
「食料や飲料水については問題はありません。双方共に問題をクリアしているんだけど、ただ一つだけ問題が残っている」
「その質問の前に、その黒板に描かれたイラストについて質問いいかな?」
藤田が質問を訊く。これからこの塗りつぶされた艦形について説明をしようとしていた所だったんだけどなぁ。
「これは、来島型給糧艦と呼ばれる艦種は合計で六隻が予定されているけど、現在、拡張予定です。増えて八隻になるかも知れないけどね」
「主にどんな運用方法があるんですか?」
池田さんの質問に僕は簡単に答える。




