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奇想の艦隊  作者: 置草茅
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波303の拾った電波。

 あれから3日後の深夜2時21分。場所は図書館前の少し広めの公園。此処を哨戒活動中の波311が潜航していた。波300型はもうすでに建造中の残りの7隻も全て完成しまた伊1200型潜水艦の3隻。

 伊1203、伊1204、伊1205も建造済みで現在の所持pt数は42430ptとなる。


 話は図書館の前にある公園を哨戒中の波311に戻る。波311は図書館内部と周辺の地図を製作する任務を帯びて活動をしていた。そこへ時計の針が二時二十五分になった時。

 突然攻撃を受けた。

 この攻撃はどうやら模擬戦ではないらしくこのような小規模な戦闘ならライブ配信はされないらしい。

 波311は最初の攻撃を回避。


 至急本部宛に通信傍受設備を送信機能へ切り替えて悠馬の下へこの事を知らせるも、悠馬。見事に爆睡。悠馬は朝、目が覚めてからメールが届いている事にようやく気が付き事の重大さを今更知る事になる。波311は独断で反撃に転ずる事にした。

 そもそも波300型は基本。戦闘用には開発されていない。地図の作成、相手への嫌がらせ程度の雷撃攻撃、諜報活動、破壊活動などが本来本艦が帯びている任務だ。が、このような緊急事態も想定され悠馬は自衛の為に波300型の艦首に魚雷発射管4門を持たせた。


 もう一つ波300型には強い武器がある。最大速度58kmの速度を発揮できることである。また波311はその優れた通信設備で付近に潜伏中の味方潜水艦に救援要請を求めた。

 普通は浮上してから行うものなのだが今回は緊急事態なので潜航したままで付近の味方にSOS通信を行う。SOSを送った13秒後。付近を潜航中の波303は通信が乱れた電波をキャッチ。


 波303が居たのは図書館から図書館より少し離れた道路沿い。微弱ながら何かが海底と言う名の奈落へ物体が落ちていく音を傍受。その音はすごく鈍く何かが圧壊するような感じで後に波303から悠馬が入手し聞いてみるとそれは聞いた後。とても嫌な気分になった。

 悠馬にとって任務を成し遂げられなかった波311の無念の叫びかもしくは痛みに耐える悲鳴のように聞こえたと日記に書き残した。悠馬は図書館があまりにも広すぎたため詳細な地図を必要とした。


 その為、波311を向かわせ完璧な静寂性を保ちなおかつ夜間の潜航のためバレないだろうと思い波311の帰還を待ちに待ったがその後も帰還せず最終的に5日後に沈没と判定した。

 監視カラメには何かのゴミがそこら辺に散らばっているのを撮影していた。海なら浮遊物とされる物だが此処地上ではゴミ扱いである。後に清掃員がその場を掃除した。時系列は波303が姉妹艦の波311の最後の音を届けた日の昼休憩へ。


 昼休憩。食事も終えた悠馬は波311の音の件は言わずただたんに風間に対潜水艦戦がそろそろ必要になったかも知れないと告げたところへ飛ぶ。

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