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異世界ハーレムはただしイケメンに限る  作者: 日暮キルハ
一章 手放せない日常
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そしてその後天使は笑う

読んでくださっている方ありがとうございます!

 異世界へと旅立っていった目つきの悪い少年。


「僕は思うんだ。……君は、悪い人間なんかじゃない……ただ不器用で、誤解されやすくて、傷つくのが怖くて、それでいて傷つけるのも怖くて、なのに人の痛みを気にして、気にかけてほしくて……君はそんな優しくて臆病な人なんだって……」


 自分以外誰も居なくなった闇の中で呟く。


「……悪いのは、僕だ」


 謝っても許してはもらえないだろう。


「けど明輝も明輝だよね」


 わかっていたけれどあんな反応されたら少し傷ついてしまうよ。


「でも大丈夫。これからさ、これから」


 そう、時間はあるのだ。


「明輝、明輝、アキ、アキ、あき、あき、あき、あき、ふふ、ふふふ、ふふふふ、愛してるよ、明輝、だぁいすきだよ、明輝、絶対に僕が……ふふっ」


 天使は微笑む。

 誰もが思わず見惚れるような妖艶さで。

 誰もが思わず惹かれる儚さで。

 そして――









 









 その奥に潜む歪な『それ』にはきっと誰も気づかない。 

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