第二章
「・・・それじゃ、自己紹介もすんだし。改めて、どうしてここに居るんだろうか?みんなで考えよう。」
ディーンは、みんなを安心させるように言い方でだがやはり何処かギコチナイ笑顔で言う。
「・・・アリア、君は分かるかな?」
いきなり、アリアに向けての質問。全員の視線が・・・いや、1人以外の視線がアリアに向く。
「わかりません・・・・・。」
「でも、さっきの少年は・・・君は知っている見たいにいっていた。」
「でも、・・・・私・・・・本当に分からないんです。・・・ここがどこなのかも・・・。」
アリアは今にも泣きそうに答える。
周りからの疑いの視線。
「・・・・此処は、人に選択を与える館。・・・それは過去・現在・未来・・・。今から逃げたいと思う人間の前に現れる館。」
アリアに対しての天の助けのような声の主は、ずっと興味の無いような感じで立っていたガブリエルだった。
「ガブリエル、君は知っているのか・・。」
ディーンの問いかけに、ガブリエルは。
「・・・・いや、でもここに書いてある。」
ガブリエルの指差す方向、それは・・・これから進むであろう扉に張ってあったのだ。
そこにはこう書かれていた。
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ようこそ招かれし方々
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この館は、人に選択を与えるためにある館。
貴方たちは、驚かれているでしょう・・・・・。
突然この館にいらしたのですから。
ですが、貴方たちはお分かりでしょう、なぜ招かれたのかを・・・・
此処に招かれたのは、あなた方が過去・現在・未来から今から逃げたいと願っていたのだから入れたのです。
ですが、すぐに変えるのでは面白みがありません。
なので、この扉の先に貴方がたの御一人づつに選択を用意したのでおえらびください。
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と、よくあまりわかりずらい文章がつづられていたのだった。