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『部室』『入社面接』

 ***『部室』***



 ある日、学校の机に「キモい」と書かれていた。その後、虐められて引きこもり、就職できなかった。

 もう頑張りたくない。

 死のうと思い、学校の屋上に向かう。

 ふと部室(ぶしつ)に立ち寄ると、自分の作品が目に留まった。手に取って最後まで読む。

 ああ、面白い。

 涙が頬をつたう。

 もう一度書きたい。まだ生きたい。



 ***『入社面接』***



「この会社に入れて下さい! 面接に遅刻したのは、お婆ちゃんを助けたからなんです!」

「言い訳は結構。不採用です」

 名刺を持った応募者が帰ると、面接官の電話が鳴った。

「お婆ちゃんだよ。今日、道に迷っていたらね、若者が助けてくれたの」

「……私にお婆ちゃんはいません」

「……失礼しました」

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