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爆縮と体温の機知(1)

案山子のログ

空中に描かれた

くるんと回った線が

いつしか螺旋みたいになって

伸びていく

片付け忘れた

クリスマスツリーみたいで

なんだか嬉しいね

知らない内に

一緒に年越しするんだ

赤い服のお爺さんと



時間にテールランプは無い

人が勝手に決めているだけ

歳相応に意味は無い

絶対に無理なことが出てきても

絶対に無理じゃないことは

存在するんだから

コストパフォーマンスを

気にするくらいなら

最初から

歳を取っても

無理じゃないことを

選べば良いのさ

肉体の劣化が

君の目標に関係あるかい?



その前の基準を

君は作れているのか

スタートラインに立つ前の入れ知恵は

君の緊張をほぐしてくれたか

背中を引っ張っているのは誰か

分かっているのか

欲望を纏って

そんな手は

溶かしてしまえ



一粒の言葉

懐かしい味に包まれている

実際は

懐かしいなんて

感じてはいけない

青春は現在進行形

時間軸は何処までもある

八十歳の青さも

十五歳の青さも

何も変わらないし

変えてはならない

違うというなら

完全無敵の大人を連れて来い

そのアンドロイドみたいな

大人を連れて来い



不可能も可能も

この世界にはある

君に当てはめるのは

他人の風じゃない

自らの好き嫌いの中で

どうしようもなくなっているだけだろう

溶かされる前に

勝手に溶けていくのか

スマートさは

そこには無いよ

それは負け犬って言うのさ



暗闇は見えないから

場所なんて分からない

思い込んでいるから

検索エンジンで居場所を探す

GPSの逆みたいだね

分からないことが

そんなに怖いのかい

欲望を纏って

そんな頭は

溶かしてしまえ



意外性のある時間は

頗る楽しい

額の汗も

眠れない日々も

帰路の夕日も

汚い粗大ゴミに感じるのは

神経が麻痺しているからだろう

本来なら噛み締めて

推進力にするものだ

合わないって?

方法を見つけ出して

それを実行して

合う物を見つけるまで

やるって言うのかい

それを目標にしているなら

別に良いと思うけれど


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