届かなかったヘルプミー
僕はどうして笑って生きれないんだろう。
誰かヘルプミー
僕の人生は圧縮すれば多分10秒もない星になれないような短い人生だ。
そんなつまらない人生を、僕は苦しいと嘆く。
「そんな人生で泣いているのかい?」と何百年生きている星は嗤う。
でもでもでも、馬鹿な僕は「あなたにわかりますか?」と口答え。
だって僕には感情があるんだから。
星はゲラゲラ笑う。
「何を今さら」
僕はそれでも反論する。
「感情なんてきっといらない付属品」
星は笑うのをピタリとやめてこういった。
「感情がなければ、君は生きてはいけないよ」
なんで?
なんで?
意味不明。
「だって君は、感情のおかげで泣けるんだから。」
泣きながら生きていたっていいことなんかないよ。
「なにいってるの。君はもう生きてはいないよ、ただの「想い」の幻想さ」
あれれ、僕ってば変な思い違いをしてたみたいだ。
僕は雨の日に死んだんだ。
雨に打たれて死んだんだ。
誰にも届かなかったhelp。
誰かが手を差し伸べてくれれば、変わったのかな。
「はやくおやすみ、可哀想な「僕」」
星はそう言ってどこかへ消えた。