急襲
次の日、ワーウルフ討伐依頼を受けたロイは、ガイウスのパーティと、もう1組参加したパーティの総勢11名で、街の北に広がる森へと向かっていた。依頼書に書かれていた通り、ワーウルフの群れが最近出没しているという場所は、街から少し離れた暗い森の中。
「これから二手に分かれて巣を探す」
「俺たちのパーティはこっち方面にいく」
「そっちのパーティは、向こうの方面を頼む」
「気を抜くなよ。奴らはかなりの数で現れることが多い」
ガイウスが討伐リーダーとなり、指示を出しながら、参加メンバーにそれぞれ別方向に向かうように案を出す。
「ガイウス、俺はこっち森の奥を探すよ」
「大丈夫なのか?」
「ワーウルフが大量に出現するかもしれないんだぞ?」
「うん。俺は大丈夫」
「コボルトの巣やある程度の数を討伐したことあるから」
「そうか、わかった」
「だがな、何かあればすぐに声を上げるんだぞ」
「りょーかい」
ロイはガイウスに話をつけ、単独で森の奥深くに進んでいき、ワーウルフの気配を探る。
「森の奥かもな....」
ワーウルフの気配を感じるたび、剣を握りしめる。森の中は薄暗く、音もなく静まり返っていたが、その静けさの裏には明らかな緊張感が漂っていた。
森をしばらく進んでいくと、ロイの耳に草をかき分ける音が聞こえてくる。振り向いた瞬間、木の陰からワーウルフの姿が突然現れた。鋭い爪を持ち、凶暴な牙をむき出しにして、襲いかかってくる。
「グルルルルルル」
「グァウ!」
「あぶなっ!」
「やはりいたか...!」
「くらえ!」
ロイは即座に剣を抜き、ワーウルフの攻撃をかわすと、一撃を入れようとする。しかし、ワーウルフは即座にそれを避ける。やはりDランクモンスターともなると、コボルトのようにはいかず、戦闘能力が上になり、動きが素早い。
「ちっ、避けられたか、、」
「グルルルルルル」
(くそっ・・だめか!)
(ふぅ・・一旦落ち着こう)
(冷静に動きを見極めないと・・)
ロイはワーウルフの動きを冷静に見極め、再度、攻撃に転じようと考える。ワーウルフもこちらを伺うように周りをうろつきながら、鋭い目でこちらを睨みつけている。
「グルルルルルル」
グチャッ
ワーウルフが泥を踏み込む。その時、一瞬目を足下に逸らしていた。ロイはそこを見逃さず、一撃をお見舞いする。
(今だ・・・!)
「はぁー!」
「グギャァァ」
鋭い剣がワーウルフの身体に食い込み、苦しげな咆哮が森中に響いた。
ロイはワーウルフを一撃で倒した事に安堵する。
「ハァ...ハァ...ハァ」
だが、これで終わりではなかった。次々と周囲の木々の間から他のワーウルフたちが現れ、ロイを取り囲んでいたのだ。
「「「「「「グルルルルルル」」」」」」
(やばい・・!)
(この数は、多過ぎる・・・!)
読んで頂きありがとうございます。私の創作小説です。
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完結までがんばりますので、
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