第22話 進まぬ者には。
「いや、どうやってわかったの?急展開すぎて頭が追いつかないし...」
テンはあまりの展開のはやさに理解が追いついていけない。
「セイは絶対関係ないよねー?」
「それはまだわからない。それに可能性だから確定ではない。」
リンは少し焦り、ショウは冷静に答える。
「俺が10年近く調査しててもわからなかったのに...さらにオノティスが今になって動きだしてから、情報がどんどんでてくるな。」
「ようやく掴んだ情報だ。確実にいこう」
「このことはセイに言う?」
「ダメだよー!絶対!」
「テン、俺もリンに賛成だ。セイの場合家にいるからすぐにも動くだろう。」
「わかった」
「だから、まずはマットから調べる。」
「なんでマットなの〜?」
「前にバルーンの件があっただろ、あの後書類に目を通したけど、誰もがわかるほどに酷かった。だから、繋がってるやつは確実にいる。」
「マットに転入する時は、教授の誰かしらに書類を渡せばいいんだっけ?」
「あぁ、それを上に出せばいけるはずだ。だから、少なくとも二人はいるかもな。」
「怖いよ〜」
「少なくとも今は大丈夫だろう。」
「じゃあやっぱり...」
場面は変わり、深夜のクーズミ邸
「セイさん...セイさん...!」
夜中寝ているセイを揺さぶる、ブロンド髪の少女。
名前はツーシ。
昼間廊下ですれ違った人だ。
「...ん...どうしたんですか?」
「私、聞いちゃったんです。」
二人は自室の椅子に座り話す。
「何をですか?」
「セイさんのお父さんの電話を聞いたんです。」
「どうやって聞いたんですか?」
「それは私の能力です。私のコンセプトは盗聴。絶対にバレない盗聴ができる能力です。」
「え...」
見た目とは裏腹の能力に驚きはするがすぐに問い直す。
「それで、内容は?」
「はい。その内容は...」
「再び、アトラテラスとコンタクトが取れた。もうすぐ資源が送られてくるであろう。ようやく、あの日まで行動することができる。」
「それは、本当によかったです。オウガ様」
謎の教会、そして特別豪華な椅子に座るオウガはにやけ悪巧みするのであった。




