第13話 避けては通れない
<コンセプト:風船>
「あぶなっ!」
バルーンは間一髪の所でコンセプトを使用し、危機を逃れた。
「ようやく、本性を表したな。」
「へっ!」
「ダミーなんか作りやがって。」
「それが私のコンセプトだから!」
バルーンのコンセプトは風船。風船を様々な形、硬度に変化させることができる。
さっきのバルーンの首は、咄嗟にバルーンが作りだしたダミーで、それがバルーンの盾となったのだ。
「てか、いつから気づいてたの。」
「そんな、自分で考えろよ。」
「うーん。あっ、あの時か。」
「...」
<コンセプト:創造>
次は、何の攻撃が来るのか。
バルーンが身構えた瞬間。
テンが、バルーンに何かを投げつけてくる。
(なんだ?...!?)
テンが投げつけた物がバルーンの近くでを爆発する。
「....!?コンカッションか!!昨日いなかったのもそれでしょ!!」
バルーンは爆発を能力で防ぎながら叫ぶ。
コンカションとは主に爆風効果などにより狭い範囲へのみ殺傷効果をもたらすグレネードのことをいう。
テンは続け様に精製した、コンカッションを投げる。
「甘いんだよ!」
バルーンは風船でラケットのような物を作り跳ね返す。
コンカッションの起爆時間は3、4秒程度で、テンの元へ跳ね返されるよりも早く、二人の間で起爆する、バルーンは爆破に目を逸らすが、テンはお構いなしに大剣を持ちながら突っ込んでくる。
それを見たバルーンは、テンが振りかざす直前で、避ける。
そして、風船で作った強化パーツのような物を拳にはめる。
(これが、バルーンの戦闘方法。相性が良すぎる。)
再びテンはコンカッションを精製し、投げつけ、間合いを詰めようとした瞬間。
バルーンがコンカッションへ突っ込み、強化した拳で勢いよく跳ね返す。
(まずいっ...!)
コンカッションはそのままテンの顔ゼロ距離まで跳ね返り。
「はい、死亡〜」
爆発するのであった。




