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コンセプト「オリジン版」  作者: 愛なんだ
バルーン参上
12/25

第12話 対面そして

約束の時間まで残り1時間を切った。結局テンは、どこにも現れず何をしているのかもわからない。もしかしたら、来ないってことも。いや、それはないか。


 バルーンはテンと対面する前に食堂へ寄ることにした。


 バルーンはコーラと菓子パンを食べ、活力をつけたようだ。


 バルーンが椅子にもたれかかっていると、


 「よう、テンの彼女だっけ?この間振りだな!」


 「えっと、フレイさん。でしたっけ?」


 「そうだ、おまえの彼氏行方不明らしいな!このままだと俺があいつの座を奪うからな!あははは!」


 「彼氏ではないですけど、なんで私に話しかけてきたんですか?」


 「なんとなくだ、じゃあな」


 (意味わかんね〜)


 またもや、フレイは勝手に話しかけに行って、勝手に話したいことを話し、勝ってに去っていく。


 (あっ、クソガキに絡まれてたらもうこんな時間だ。行かなきゃ。)


 日はすでに落ち、あたりは暗くなっていた。


 バルーンは約束された森のような場所へ着く。あたりを見回すと森の中に人影が見える。


 テンだ。


 テンはバルーンを視認すると口を開く。


 「俺、感謝してんだ。バルーンにさ。元々さ、っていうかマット入ってしばらくしてからかな。この間まで俺口悪くてさ、少し人に嫌われてたりして、あいつらはずっと一緒にいてくれて嬉しかったけど、バルーンと話すうちに口調も柔らかくなってさ、嬉しかったんだ。それに本気で好きだった。」


 「ありがとう、でもなんで過去形なの?」


 「なんでって俺は、いや、俺達はもう元には戻れないだろ。」


 (まずいっ...!いつから!?)


 バルーンの顔に焦りが見える。


 <コンセプt...


 <コンセプト:創造(クリエイト)>


 バルーンがコンセプトを発動させる時間も取らせず、受け身の体勢を取るよりも先にテンは、大剣を精製し、とてつもないスピードでバルーンの側まで駆けてくる。


 そして、テンが大剣を振りかざし


    カァァァァァァァァァァン


 という音と共にバルーンの首が、地面に転がり落ちるのであった。

 


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