第11話 明日は来る
「どうした、今日テン休みか?」
「あれ、朝食堂で会ったんだけどね。」
「体調悪かったのかな〜」
「俺が起きた時には部屋にいなかったからなんとも言えない。」
どうやら、テンは今日学校を休んでいるようだ。
三人はテンのことについて話していると、
「おはよう、みんな。テン見なかった?」
「先生、おはよございます!テンはみてないです。」
三人の元へ科学の教授がやってきて、テンの行方を聞く。
「無断欠席か、よくないな。後、昨日提出のレポートだしてないから、ちょっと居たら言っておいてくれないかい?」
「わかりました」
「じゃあ、頼んだよ。」
教授は三人の元を去って行く。
「うーん。教授も探してるってことは、いないってことだもんな。」
「テンくん、本当にどこ行っちゃったんだろう。」
結局、テンは見つからないまま午後の講義も終わりをつげる。
「じゃあ、私達はここで。ばいばーい!バルーンちゃん!」
「うん!バイバイ!」
(じゃあ、私は明日に備えて、例のブツを取りに行きますか。)
バルーンが向かった先は、
(ここが、パラボックスがある研究室か。鍵は開いてる?)
バルーンは恐る恐る、扉を開けるとただ静かな研究室が目の前に広がっていた。
(えっと、パラボックスはどこかな〜)
バルーンは、研究室を漁るように探した。
(ないじゃん。ふざけんなし。まぁ、いっか。テン殺してから考えよ。あっ、その後セイも殺さないとじゃん!忘れてた〜)
バルーンは研究室を後にし、寮へ帰ってゆき、結局テンは寮にも現れないまま一日の終わりを告げる。
そして、翌日もテンは学校に現れず、約束の時間まで刻一刻と迫っているのであった。
決戦まで残り0日。




